KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。
2025年7月26日(土)の放送では、尺八奏者の寄田真見乃さんにお話を伺いました。
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プロフィール

今回ご紹介する寄田真見乃さんは、主に古典的な曲を扱う尺八の流派「琴古流(きんこりゅう)」で、16歳のころに大師範となった尺八奏者です。
「尺八」は音を鳴らすには半年かかると言われ非常に難しい楽器。小学生のころ、リコーダーを吹くのが好きだった寄田さんは、両親の知人に薦められ尺八教室の体験へ。その時に初めてで音が鳴り、周りの大人たちに称賛され、趣味として始めたといいます。
高校生の頃、京都・明暗寺で尺八の大会に出場した際に、谷口嘉信さんの演奏を聞き、その演奏に涙を流すほど感動したそう。谷口先生を師として、毎週末片道2~3時間かけ、京都峰山で修業を始めることにした寄田さんは、修業を始めて2年が経ったころ全国最年少で琴古流大師範となりました。
大師範となってからは、全国各地でリサイタルを開き、個人の場だけでなく、ほかの演奏家と混じって披露する場も増えていきました。自身が谷口先生の演奏で感銘を受けたように、他の子どもたちに幼いころから「本物」にふれてほしいといいます。
文/KBS京都
【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2025年7月26日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。