上賀茂神社 御祈祷受付所
子育て

初めてのお宮参り&お食い初め【29歳、育児はじめました日記】

はじめまして。新米ライターであり、新米パパでもあるNakamuraです。

連載コラム『29歳、育児はじめました日記』では、新米パパが毎日の子育てを通して“ちょっとずつ父になっていく”リアルな記録をお届けします。

第1回となる今回は、生後2か月の長男を連れて、お宮参りとお食い初めをしてきた日の様子をご紹介。初めて子を持つパパの、リアルな気持ちをお楽しみください。

上賀茂神社でのお宮参り

お宮参りは子どもの無事な誕生を祝い、神様に感謝する儀式です。本来は生後1か月頃に行うものですが、遠方の親族との予定を鑑み、生後2か月を迎えたGW中に行きました。そのあたりの融通が利くのは、日本の神様の懐の深いところですよね。

上賀茂神社 鳥居
画像:Nakamura

日差しとGWの人混みを避けるため、時刻は早めの9時30分スタート。はるばる来てくれる親族は少し大変だったでしょうが、我が子第一です。おばあちゃんと孫の初ツーショットの瞬間でさえ、「早く日陰に入ってくれ」と思っていました(笑)新米パパにはまだ余裕はありません。

上賀茂神社 御祈祷受付所
画像:Nakamura

上賀茂神社では、各種祈祷は予約不要。祈祷所内は撮影NGでしたが、流れとしては受付→待合所→祈祷所と移動しました。祈祷は数組ごとにまとめて行われるので、他のご家族との相席です。

10分ほどのご祈祷を終え、ひととおり写真を撮って一旦解散。お昼に再集合して、次はお食い初めです。

懐石料理屋「乃し」でのお食い初め

会食の様子
画像:Nakamura

お食い初めは、北山通り沿いの懐石料理屋『乃し』で実施しました。妻の妊娠中は僕もお酒を控えていたので、ある意味久しぶりの飲み会でした。おめでたい席のビールは本当に進みます。冷たい日本酒もありました。大人がこれだけいれば、多少飲んでも安心です。

筆者長男
画像:Nakamura

ちなみに、主役である息子はずっと熟睡。お店でバウンサーを借りられたのはありがたかったです。そこそこ騒がしく飲み食いしていましたが、本当によく眠る息子です。

お食い初めの様子
画像:Nakamura

大人達の飲み会がひと区切りしたら息子を起こし、いよいよ目的のお食い初めへ。お食い初めとは、“一生食べものに困らないように”という願いを込め、赤ちゃんにごはんを食べさせる真似をする儀式です。まだミルクしか飲めない月齢なので、本当に食べる訳ではありません◎

儀式の手順も定められていて、各おかずを決まった順番で食べさせる(真似)×3セットを年長者が行うのが一般的だそう。しかし、和やかな会席ではなかなか間延びします。そこで⋯⋯

お食い初めの様子
画像:Nakamura

本来の手順からは外れますが、両家のおじいちゃん・おばあちゃんが交代で務めることに。さながら大人のおままごとです(笑)寄ってたかって写真を撮って、日本酒も追加したりして。15時頃のお開きまで終始賑やかな会でした。

こうして無事終えたお宮参り&お食い初め。感慨深い特別な日だったかというと、僕はそうは思いませんでした。そもそも新米のパパ・ママにとって、産後2か月なんて毎日が特別。

抱っこ紐で行くお散歩や、寝かしつけ、毎度のおむつ替えでさえ、いまだ非日常の連続です。そんなパパとママだけの特別を、普段会えない人々にお裾分けするのがお祝いごとの建前であり、本質なんじゃないかと思い至った一日でした。

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文/Nakamura

【画像】Nakamura
※画像はイメージです。