京ばあむの製造見学風景
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京都最大「お菓子ミュージアム」の全貌をレポート【京都市南区】

2023年11月にオープンした『atelier(アトリエ)京ばあむ』(京都市南区)。1階はショップ、2階は工場見学・ライブラリ、3階はカフェ・レストランとなっています。

館内のいたるところに遊び心溢れる仕掛けやこだわりが満載♡ 京都最大の“お菓子ミュージアム”を余すことなくご紹介します。

味わい、学ぶ、体験する「atelier京ばあむ」

アトリエ京ばあむの外観
画像:MAYU

大きな屋根が特徴的な外観! 目を引く大きな暖簾には『京ばあむ』のオリジナルロゴが描かれています。

アトリエ京ばあむの館内
画像:株式会社美十

エントランスでお出迎えしてくれるのは、長さ8.2mもある樹齢約200年を超えるトチの大木。

アトリエ京ばあむの館内
画像:株式会社美十

トチの木には信頼や安心といった木言葉があり同施設のシンボルです。

アトリエ京ばあむの館内
画像:株式会社美十

1階のショップでは、ここでしか買えない限定品やグッズなどの購入が可能♡ 

アトリエ京ばあむの内観
画像:MAYU

円い什器、ばあむ型の天井、柱など、館内のいたるところにバームクーヘンを模したさまざまな“丸”があしらわれています。

アトリエ京ばあむの館内
画像:株式会社美十

また、グリーンやホワイトなどの優しい色合いで統一されており、癒しのある落ち着いた空間で心ゆくまでお買い物が楽しめますよ♡ 

アトリエ京ばあむの館内
画像:株式会社美十

館内の中心には、現代華道家・大薗彩芳氏のアート作品の展示も! 

アトリエ京ばあむにあるアート
画像:MAYU

京ばあむをイメージし、抹茶や豆乳の生地は流線型の竹で表現しているのだそう。また、中心にあるめん棒は実際に京ばあむを製造する際に使われていたもの。

他にも、こだわりのデザインは1階の女性トイレにも……! その秘密はぜひご自身の目で確認してみて♡  

ここでしか買えない! 「atelier京ばあむ」限定品

京ばあむほうじ茶のパッケージ
画像:MAYU

『京ばあむ』といえば抹茶味が定番ですが、同店でのみ販売されている『京ばあむ ほうじ茶味』(1個 1,512円)も大人気。

高級感のあるオリジナルボックスで、お土産や贈りものとしても喜ばれる一品です♡ 

粒あんばあむのパッケージ
画像:MAYU

和と洋の融合『粒あんばあむ』(1個 1,944円)も要チェック! 国産コシヒカリを自社で精米、製粉した生の米粉を使用した、くちどけの良いなめらかなバームクーヘンに、北海道十勝産小豆を使用した粒あんをかけて食べる贅沢な一品です。

トチの木パイの中身
画像:MAYU

冒頭でご紹介した『atelier京ばあむ』のシンボル・トチの木をイメージした『トチの木パイ』(1枚 378円/5枚入り 1,890円)。

トチの木パイのパッケージ
画像:MAYU

個包装になっており、1枚入りとボックス(5枚入り)からチョイス可能。たっぷりのバターを使用し、ほどよい甘味とミルク感が効いています♡ 

京ばあむサブレの中身
画像:MAYU

生地に京ばあむを加えて焼き上げた新食感のサブレ『atelier京ばあむサブレ』(18枚入り 1,944円)もぜひ。

京ばあむサブレのパッケージ
画像:MAYU

おいしさそのままに、規格外の『京ばあむ』を生地に40%以上も使用しているのだそう! 抹茶味とアクセントの塩は相性ぴったり♡ 

思わず目移りしそう! 和洋菓子を製造している「京ばあむLab.」

画像:株式会社美十

館内奥には、スイーツや和洋菓子を製造・販売している『京ばあむLab.』も併設。窓越しに職人達が作業する姿を見ることができます。

アトリエ京ばあむのスイーツ
画像:MAYU

ガラスケースには、テリーヌ、すふれ、生バターサンド、京ばあむロールなど限定スイーツがずらり! ぜひ店頭で気になる商品をチェックしてみて。

館内の階段にもこだわりが……!?

アトリエ京ばあむ内観の階段
画像:MAYU

階段にも遊び心が隠されており、丸みを帯びたデザイン、グラデーションされた抹茶色の壁紙、階段部分は木の温もりを感じ、オフホワイトの色味で統一されています。

上りはエレベーター、下りは階段を利用し、細部にまでこだわったデザインにも注目してみて♡ 

展示で京ばあむを学ぶ「ライブラリ」

京ばあむ製造工程の展示
画像:MAYU

2階にある『ライブラリ』では、『京ばあむ』のおいしさの秘密や完成するまでの様子が学べる展示が。

京ばあむ製造工程の展示
画像:MAYU

文、イラスト、実際に使用している道具で製造工程をひとつずつ説明しているので、子どもも大人も楽しみながら学べますね♡

「京ばあむ Factory」では製造工程を全部見られます!

京ばあむの製造見学
画像:MAYU

『ライブラリ』で予習したら、実際に『京ばあむ』を製造する工場見学へ!  

京ばあむの製造見学風景
画像:MAYU

まずは生地を焼き上げる“焼成(しょうせい)”の見学からスタート! 

抹茶生地と豆乳生地の断面図が美しい『京ばあむ』。抹茶生地7層、豆乳生地7層、抹茶生地7層になっており、約1時間かけて焼き上げる姿をじっくりと見学することができます。

アトリエ京ばあむの内観
画像:MAYU

さらに進むと『京ばあむ』のオブジェかと思いきや……!? 実はこちら『エイジング室』への入り口なんです。

京ばあむをねかせる場所
画像:MAYU

中に入ってみると焼き上げた生地がずらりと並んでいます。ここで熟成させ、しっかりとねかせることで、よりしっとりとした食感になる大事な工程なのだそう。

京ばあむの製造見学風景
画像:MAYU

次は“成型(せいけい)”と呼ばれる、抹茶のフォンダン(糖衣)をコーディングし、カットする作業。

京ばあむの製造見学風景
画像:MAYU

見学していると「こんな風に作っているんだ!」と新しい発見と驚きがある『atelier京ばあむ』。

手際よく製造していく作業が工程ごとに分けられており、一緒に『京ばあむ』を製造している気分になれるのも楽しいですね! 

京ばあむの製造見学風景
画像:MAYU

最後は“仕上(しあげ)”で、『京ばあむ』が出荷される状態までの流れを見学することができます。

京ばあむのイラスト
画像:MAYU

工場見学の最後のフロアには、完成した商品をトラックでお届けするかわいいイラストも♡ 

アトリエ京ばあむのパンフレット
画像:MAYU

今回ご紹介したさまざまな魅力は、無料で配布しているパンフレット『atelier京ばあむにまつわる十のこと』でも楽しむことができます。

エントランスにて配布しており、自由に持ち帰り可能! ぜひこちらも来館の際にチェックしてみてください。

【店舗詳細】
atelier京ばあむ
住所:京都府京都市南区西九条高畠町1
電話番号:075-585-3795
営業時間:【1階・2階】10:00~18:00【3階】11:00~18:00(L.O.17:30)
定休日:なし(3階は2023年12月~2024年2月の期間、毎週火曜日定休日)
※授乳室あり

外観からは想像もつかないほど広々とした館内。こだわりが詰まった『atelier京ばあむ』の魅力を、ぜひ館内で体感してみて♡ 

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写真・文/MAYU

【画像】株式会社美十・MAYU
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