茶畑の中でほほ笑む子ども
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駅チカで茶摘み体験!昔ながらの茶園と抹茶づくり体験を楽しむ【宇治市】

宇治といえば、やっぱり宇治茶。春になると新芽が芽吹き、まち全体がやわらかな緑に包まれます。整然と並ぶ茶畑の風景は、宇治ならではの美しさ。その一枚一枚の葉が、やがて私たちの一杯のお茶へとつながっていきます。

今回は、子どもと一緒に、『お茶と宇治のまち歴史公園茶づな』へ。茶園を見学したあと、茶臼で抹茶を挽くところから始める抹茶づくり体験にも参加しました。畑で育つ茶葉を間近に見て、自分の手で挽き、点てて味わう――。宇治だからこそできる、本格的なお茶体験をご紹介します。

「お茶と宇治のまち歴史公園茶づな」にある昔ながらの茶園へ

茶園の俯瞰
画像:お茶と宇治のまち歴史公園茶づな

京都府宇治市にある『お茶と宇治のまち歴史公園茶づな』は、宇治の歴史を感じることができる史跡、庭園、広場、お茶と宇治のまち交流館で構成されています。

修景茶園内
画像:ikeari

その敷地内にあるのが、『修景茶園』と呼ばれる、昔ながらの茶園を再現した茶畑。毎年4月中旬から5月中旬は、茶摘み体験ができます(有料)。

「茶の木」について知る

お茶の新芽
画像:ikeari

今回は2月末の訪問。茶畑でお茶の摘み取りはできませんでしたが、冬を越えた小さな芽を見ることができました。最盛期には芽や茎はどんどん伸び、写真の状態から約15cmほど成長します。

お茶の木の茎の切り替わり
画像:ikeari

写真に写っている茶色い茎は、去年1番茶を摘み終えたあと、膝程度の高さまで刈った場所とのこと。1年で肩の高さまで伸びると聞き、驚きました。

伸びた茶葉の写真
画像:お茶と宇治のまち歴史公園茶づな

通常は一番茶から三番茶まで摘む地域もありますが、宇治では一番茶を大切にする文化があるそう。ふかふかの土と栄養たっぷりの環境で、お茶は育ちます。

お茶の花
画像:ikeari

お茶摘みはできませんでしたが、お茶の花が咲いており、丸く可愛らしい見た目にときめきます。「これは匂いが濃い!」と、花の香りの違いに夢中になっていました。

新芽の写真
画像:お茶と宇治のまち歴史公園茶づな

茶園では職員の方がお茶の摘み方を教えてくれます。宇治では、機械ではなく手摘みが基本。自然仕立ての茶の木は下からも横からも上からも新芽が出るそうで、下・横・上と順番に摘みます。

お茶を摘むイメージ
画像:ikeari

「背の高いお茶の木は、自分の手前にやさしく茎を持ってきて、順番に奥にある新芽まで摘むんだよ」と、新芽が出てきたときをイメージして教えてくれました。

日差しをカットしている茶園
画像:お茶と宇治のまち歴史公園茶づな

また、お茶摘みの約1か月前から、少しずつ光を遮り栽培。そうすることで、葉は厚みが薄くなり、色は濃くなるそう! 旨みが多く含まれたお茶は、抹茶や玉露などに向いた葉となります。

煎茶と抹茶になる葉の比較
画像:ikeari

最盛期ではないにも関わらず、既にお茶の葉に違いが出ていました。右側が、日があまり当たらない、木の根元にあった葉。左が、木の上の方でしっかりと太陽の光を浴びた葉です。色の濃さや、葉のふくらみの発達具合に大きな差があります。子どもは、「右の葉っぱが、ふくらんでムキムキしてる!」と夢中に。ムキムキした葉を探す姿は、まるで宝探しです。

茶臼から始める、抹茶づくり体験

茶づな外観
画像:ikeari

茶葉を見た後は、「茶づなミュージアム+茶臼から抹茶づくり体験」に参加しました。体験は、『お茶と宇治のまち歴史公園茶づな』の館内で行われています。

抹茶づくり体験施設内
画像:ikeari

「茶づなミュージアム+茶臼から抹茶づくり体験」は、ミュージアムチケットが含まれ、大人2,800円、小人(小・中学生)2,500円、幼児(0歳~6歳)2,200円。日本茶インストラクター資格を持った講師の案内で、ご自分で点てた抹茶を飲むことができます。

抹茶を挽く準備
画像:ikeari

まずは、茶臼で茶葉を挽くところから。「この茶葉は、畑に元々あったのかな?」と、早速学びが結びついている様子。

抹茶を挽いているところ
画像:ikeari

リズムよく、抹茶を挽いていきます。茶臼で茶葉を挽くことで、茶葉の濃い緑色から、鮮やかな緑に変わる様子に、目をキラキラさせていました。

抹茶を集めているところ
画像:ikeari

挽いてできた抹茶は、飛ばないようにそっとスプーンで集めます。茶こしで丁寧に漉し、なつめへ。

お茶をたてる練習
画像:ikeari

そしてついに、お茶の時間です。器と茶筅を温め、抹茶をたてる練習。茶筅が茶碗の底に着かないよう、急ぎながらも丁寧に手を動かしていきます。

抹茶が玉にならないよう水を入れているところ
画像:ikeari

湯こぼしのお湯を捨てたら、茶碗に抹茶と10ccのお水を加えて、なめらかに。優しく抹茶が香ります。このひと手間で、抹茶がダマになりにくいそう。『お茶と宇治のまち歴史公園茶づな』で行われている抹茶体験では、茶道とは一味違う「だれでも簡単に点てることができる裏技」を伝授してくれます。

お茶をたてる
画像:ikeari

その後、お湯を50~60cc追加。ぎこちないながらも、数字の「1」を書くように点てていきます。温まった茶筅の音と抹茶の香りが、ふわっと広がりました。

抹茶を飲む
画像:ikeari

茶道では、本来お菓子を先にいただきますが、『お茶と宇治のまち歴史公園茶づな』では“美味しく抹茶を飲む体験”がメイン。挽きたての宇治茶を新鮮なうちに飲むことができるため、先に抹茶をいただきます。感謝の気持ちで「いただきます」と一礼をしてから器をまわし、ごくり。ひと口飲んだ子どもは、「めっちゃ美味しい!」とそのまま飲み干していました。

抹茶団子を食べている
画像:ikeari

お菓子もいただき、大満足の様子。実際にお茶の木を見て、茶葉から抹茶を挽き、抹茶として飲む。その一連の学びを、楽しく体験することができました。

施設詳細

お茶と宇治のまち歴史公園茶づな
住所:京都府宇治市菟道丸山203-1
電話番号:0774-24-2700
営業時間:9:00〜17:00
休館日:なし
体験料:茶摘み体験【土日祝】大人 2,200円/小人(7~15歳) 1,900円/幼児(4~6歳) 1,600円/0~3歳無料
※平日は各料金から200円引(衣装付きは土日祝のみ実施・別途有料)
茶づなミュージアム+茶臼から抹茶づくり体験:大人 2,800円/小人(7~15歳) 2,500円/幼児(6歳まで) 2,200円
※茶摘み体験・抹茶づくり体験ともにミュージアムチケット含む・未就学児のみ参加不可
駐車場:乗用車約73台(30分150円・最大料金800円)

ライター・ikeariのひとこと

茶畑の中でほほ笑む子ども
画像:ikeari

見る、触れる、摘む、点てる、味わう。お茶がぐっと身近になる体験でした。宇治だからこそ出会える、本物の茶文化。親子で楽しむおでかけ先として、ぜひ訪れてみてください。

文/ikeari

【画像】お茶と宇治のまち歴史公園茶づな/ikeari

※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。