暑い日にはどうしようもなく食べたくなるかき氷。見た目も華やかなかき氷は、夏の暑さで火照った身体を涼やかに冷やしてくれます♡
夏だけの期間限定連載『きょうとのかき氷とくらす』では、きょうとくらすのライターたちが「ぜひ一度食べてみてほしい!」とみなさんにおすすめしたいかき氷をご紹介します!
今回は、ライター・ともちんが、八坂神社参道にある京飴専門店『家傳京飴 祇園小石 祇園本店』のかき氷をご紹介。ぜひチェックしてくださいね!
京都発祥の京飴専門店「祇園小石」の甘味処

京阪・祇園四条駅から徒歩約5分の場所にある、京都みやげで有名な京飴専門店『家傳京飴 祇園小石』。
京都を代表する鴨川や八坂神社のほど近くとあって、お店の周辺は観光客でにぎわう華やかなエリアです。

創業時から変わらない伝承技法で作る『家傳 京飴』を製造する祇園本店に併設された甘味処では、“秘伝の黒みつ”を使った、四季折々の和スイーツを楽しむことができます。

店内には華やかなパッケージの京飴がずらりと並び、その種類の多さに思わず目を奪われます。
定番の『祇園小石』をはじめ、夏にうれしいサイダー味やフルーツ、特製の塩飴など、見た目にも楽しい京飴がそろっていますよ。

花街・祇園という立地もあって、お稽古帰りの舞妓さんが立ち寄ることもあるそう。舞妓さんの名前入りうちわが飾られているのも、京都らしい風情を感じられますね。
落ち着いた喫茶は、花街・祇園の憩いの場

甘味処は、1階の売り場の奥と2階にあります。界隈の喧騒が嘘のような、ゆったりと落ち着いた雰囲気の店内です。

2階席はテーブルの間隔が広いので、子どもと一緒でものんびり過ごせそうですね◎

和モダンな内装の店内は、祇園を歩いたあとのひと休みにもちょうどいい落ち着いた空間です。お稽古帰りの舞妓さんにとっても憩いの場になっているそうですよ。
舞妓さんのお気に入り! 祇園小石の「わがまま氷」

今回おすすめするのは、かき氷とあんみつの融合『わがまま氷』(1,270円)。かき氷もあんみつも食べたいという願望を叶える、9月末までの限定メニューです。
種類によって金額は変動しますが、黒糖ミルク、宇治、ミルク、黒みつ、黒みつきなこなどの味から選ぶことができます。今回、筆者は黒糖ミルクを選びました。

食べ進めると、中からたっぷりのあんみつが登場!
黒糖ミルクのやさしい甘さが広がるふわふわの氷の中に、ひんやり冷えたあんこ、白玉、黒みつや抹茶餅風のゼリー、栗の甘露煮などがぎゅっとつまったぜいたくなかき氷です。

実はこのかき氷、もともとは舞妓さんの“ちょっとしたリクエスト”から誕生したメニューなのだそう。
お稽古の合間に訪れた舞妓さんが、「かき氷もあんみつも食べたいけど、時間がないから一緒にしてほしい」とお願いしたことがきっかけで、あんみつの上に氷をのせて提供したところ、大好評に!

そんなエピソードから『わがまま氷』と名付けられたこのかき氷は、夏の暑い日にもぴったり。氷が溶けた最後のひと口まで、あんみつとかき氷を同時に楽しめる一品です。

種類が豊富な京飴と同様に、喫茶ではパフェやドリンクメニューなども充実しています。
芸妓さんからのリクエストを受けて作られた大人な『あめ屋さんのキャラメルあんみつ』は、ほろ苦いキャラメルの甘さが効いて、男性にもおすすめのメニューだそうですよ◎
店舗情報
家傳京飴 祇園小石 祇園本店
住所:京都府京都市東山区祇園町北側286-2
営業時間:10:30~17:00(L.O.16:30)
電話番号:075-531-0331
定休日:不定休
ライター・ともちんのひとこと
『祇園小石』の甘味は、京飴の製造過程で生まれる、7種類の自家製黒みつなどが使われています。京飴専門店という特徴を活かしたおいしい和スイーツは、季節ごとのお品書きも豊富。自慢の黒みつはもちろん、抹茶を使ったメニューも幅広い世代に人気です。祇園の舞妓さんも御用達の『家傳京飴 祇園小石』。夏の京都散策の合間に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
連載『きょうとのスイーツとくらす』では、さまざまなスイーツを毎週金曜日20時にご紹介しています。これまでにご紹介したスイーツはこちらからチェック!文/ともちん
【画像】ともちん
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