暑い日にはどうしようもなく食べたくなるかき氷。見た目も華やかなかき氷は、夏の暑さで火照った身体を涼やかに冷やしてくれます♡
連載『きょうとのスイーツとくらす』の夏限定企画『きょうとのかき氷とくらす』では、きょうとくらすのライターたちが「ぜひ一度食べてみてほしい!」とみなさんにおすすめしたいかき氷をご紹介します!
今回は、ライター・ともちんがご紹介する見た目も涼やかな和スイーツ。『大極殿本舗(だいごくでんほんぽ) 六角店』の甘味処『栖園(せいえん)』でいただける、夏にうれしいかき氷です。
江戸時代末期の趣を残す、甘味処「栖園」

明治18年(1885年)創業の『大極殿本舗』。その本店近くにある、江戸時代末期の京町家を活用した六角店には、甘味処『栖園』が併設されています。六角通り沿いに位置し、阪急・烏丸駅から徒歩約5分とアクセスも良好です。

築150年ほどの建物は、京都市の景観重要建造物・歴史的意匠建造物に指定されているそう。歴史を感じさせる外観は、いかにも京都らしい雰囲気がありますよね。
季節に応じた暖簾が掛けられることでも知られており、祇園祭のシーズンからお盆までは、夏らしい“朝顔”のデザインになるそうですよ。
レトロな店内で、坪庭を眺めながらひと休みを

趣のある雰囲気の店内には、和菓子の販売スペースとその奥に甘味処『栖園』があります。

美味しそうな和菓子がずらりと並び、この日も朝から多くの方がお土産を求めて訪れていました。

もともとカステラ屋さんだったという同店は、明治時代に京都でいち早くカステラを広めたことでも有名。入り口には、右から「かすていら」と書かれた当時の看板が飾られています。
ベビーカーは入り口のスペースに置けるので、小さな子ども連れでも安心です◎

窓から差し込む光が心地よい店内は、木のぬくもりを感じられる落ち着いた空間。

窓際の一人席では、坪庭を眺めながらゆったりとぜいたくなひとときを過ごせます。
まるで雪!? 暑い日にうれしい「ミルクミント」のかき氷

今回のお目当ては、夏にぴったりのかき氷『ミルクミント』(1,100円)。

ミントの寒天と白玉がトッピングされたこちらのかき氷。エメラルドグリーンの寒天と、ほんのりミント色に染まった氷の爽やかなビジュアルに心がときめきます♡
お庭の緑にも映えて、思わず見惚れてしまう美しさです。

ふわふわの氷とぷるんとした寒天の組み合わせが楽しく、どんどん食べ進めてしまいます……!
『栖園』のかき氷は、4代目主人の奥さまが幼い頃に口にした“京都の雪”をイメージしたというエピソードも。口当たりがやさしく、キーンとこないのも嬉しいポイントです。

特製のミントシロップと練乳はお好みで。ミントの清涼感と甘さがほどよく、味の変化を楽しみながら最後までおいしくいただきました♡

他にも、『宇治金時』をはじめ、さっぱりとした『梅酒』や『赤紫蘇味』など、かき氷の種類は豊富。今回ご紹介した『ミルクミント』のかき氷はもちろん、定番からユニークな味まで楽しめますよ。
店舗情報
大極殿本舗(だいごくでんほんぽ) 六角店
住所:京都府京都市中京区六角通高倉東入ル南側堀之上町120
営業時間:【和菓子販売】9:30~18:00【甘味処 栖園】10:00~17:00(L.O.)
電話番号:075-221-3311
定休日:水曜日
ライター・ともちんのひとこと
『琥珀流し』は、柔らかく仕上げた寒天に月替わりの蜜をかけていただく『栖園』の看板メニューです。本店と六角店でも異なる種類豊富な蜜は「お客さまに楽しんでほしい」との思いから考案されたのだとか。夏季限定のかき氷とあわせて、遊び心あふれる和菓子もぜひ味わってみてくださいね!
連載『きょうとのスイーツとくらす』では、さまざまなスイーツを毎週金曜日20時にご紹介しています。これまでにご紹介したスイーツはこちらからチェック!文/ともちん
【画像】ともちん
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