どらやき亥ノメ 濃い抹茶
KBS京都社員のおすすめ

気取らず渡せる、手土産にぴったりな「どらやき」【京都のローカル放送局社員のおすすめ】

実家への帰省など、親戚が集まる機会も多い年末年始。手土産は何がいいのか迷う方も多いですよね。

そこで、京都のローカル放送局・KBS京都の社員に「年末年始の“ご挨拶・手土産”に“最強の京都の逸品”を教えて」とアンケートを取りました。その結果、名前の挙がった手土産をご紹介。

今回は、『どらやき 亥ノメ(いのめ)』のどらやきをご紹介します。あずきや抹茶といった定番に加え、和洋の垣根を超えた変わり種のどらやきも味わえる手土産の一つなので、ぜひチェックしてくださいね。

白い壁と暖簾が目印。住宅街に溶け込む、あたたかな佇まい。

どらやき亥ノメ 外観
画像:嶋さあや

京都市バス『大将軍』から徒歩8分。静かな住宅街を進むと、高校の向かいに『どらやき 亥ノメ(いのめ)』があります。白い壁に暖色の窓、木の扉に暖簾がふわりとかかり、あたたかみのある佇まい。地元の人に親しまれながらも、おしゃれで清潔感もあり、気軽に立ち寄りやすい雰囲気です。

どらやき亥ノメ 暖簾
画像:嶋さあや

白い暖簾には、イノシシと羊をモチーフにしたかわいらしいデザインが描かれています。『亥ノメ』という店名は、店主の亥年と、奥さまの未年の鳴き声「メ~」を掛け合わせて名付けられたのだそう。

2023年10月に現在の場所でオープンしましたが、以前は北野天満宮付近で親しまれていた人気店で、装い新たにお持ち帰り専門店として移転されたとのことです。

店内には豊富なメニューが並ぶ

どらやき亥ノメ カウンター
画像:嶋さあや

店内はカウンターのみの、シンプルで木目調のこぢんまりとした空間。2組が入店するといっぱいになるほどの広さですが、入り口にはゆとりがあり、ベビーカーでの入店も可能です。小さな子ども連れでも立ち寄りやすいのがうれしいポイント。

どらやき亥ノメ メニュー
画像:嶋さあや

どらやきは定番から少し遊び心のある変わり種まで、季節や時期に合わせて内容を変えながら、常時8種類ほどを用意しています。

どらやき亥ノメ 佃煮
画像:嶋さあや

ほかにも、みたらし団子や粒あん団子、お正月に向けてはしいたけ昆布の佃煮やお餅、時期によっては季節の生菓子やわらび餅なども並びます。今回は特別に、厨房での様子を撮影させていただきました。

種類が豊富なのは、子どもから大人まで、年齢や好みに偏らず、幅広い世代が選べる和菓子をそろえたいという思いから。訪れたお客さま一人ひとりに合ったものをすべて手作りで提供できるように作っており、何度も足を運ぶ中で季節ごとの楽しみを見つけてもらえたら、と工夫されているそうです。親しい友人に気軽に持っていける手土産のどらやきを目指しています。

遠方のお客さまにも届けたい! 全国発送にも対応。

どらやき亥ノメ 梱包
画像:嶋さあや

また、『亥ノメ』では全国発送にも対応しており、注文はInstagramのDMから受け付けています。発送は店主と奥さまが一つひとつ丁寧に梱包。冬場の日持ちは到着から2〜3日ほどで、日持ちするのが嬉しいポイント。持ち帰ったそのままの状態でおいしく味わってもらえるように作られているそうです。

生地・粒餡・素材の組み合わせが光る、おすすめどらやき4選

どらやき亥ノメ どら焼き
画像:嶋さあや

実際に食べた人からも、こんな声が届いています。KBS京都社員アンケートでは、「濃い茶どらやきが絶品 他にもマカダミアナッツや黒糖ラムレーズンなど変わった組み合わせのどらやきもあります。実家に帰るときのお土産に喜ばれました。」とのコメントがありました。

今回は、そんな声の中から、特におすすめしたいどらやきを4種類ご紹介します。季節やその時々に仕入れた素材によって並ぶ顔ぶれは変わるそうなので、ぜひ手土産選びの参考にしてみてくださいね。

どらやき亥ノメ あずき
画像:嶋さあや

『あずき』(303円)は、生地に触れた瞬間から、もっちり、しっとり、ふっくら。焼き色の美しい茶色の表面はきめ細かく、ほどよい焼き加減で、手に取るだけで丁寧につくられているのが伝わってきます。

どらやき亥ノメ 小豆作業
画像:嶋さあや

中の小豆もつややかで、ひと口かじると、餡はもったりと重くならず、軽やかな口あたり。甘さは控えめで、後味はすっと心地よく引いていきます。素材の良さがまっすぐに伝わる、定番ならではのおいしさです。

どらやきは無添加で、素材を大切にし、糖分も控えめにすることで、毎日でも食べやすい、やさしい味を心がけているそう。甘いものをできるだけ控えたいと考える親でも、子どもに「これなら食べていいよ」と安心して選べるような素材を大切にしているとのことです。

どらやき亥ノメ 濃い抹茶
画像:嶋さあや

『濃い茶バター』(486円)は、特選宇治抹茶を使った抹茶バタークリームが主役。苦みが立ちすぎることなく、口に含むとほどよい甘みと抹茶の香りがふわりと広がります。どらやきの生地と合わさることで、まるでお抹茶と和菓子を一緒にいただいているかのような、上品で満足感のある味わいに。抹茶の風味をゆっくり楽しみたい人におすすめの一品です。

どらやき亥ノメ 青えんどう豆
画像:嶋さあや

『青えんどうバター』(346円)は、ほどよい甘みの青えんどう餡にバターがすっとなじみ、バター入りとは思えないほど軽やかな口あたり。ひと口ごとにやさしい甘さが広がり、小豆バターのえんどう豆バージョンともいえる一品です。素朴さの中にコクがあり、思わずほっと肩の力が抜けるようなおいしさ。

どらやき亥ノメ りんご
画像:嶋さあや

『りんご(季節限定)』(550円)は、青森県産りんごを大きめにカットし、じっくり焼き上げたとろけるような果肉感が特徴。りんごの甘酸っぱさと小豆餡が重なり合い、アップルパイ好きにも響く味わいです。ごろっと入ったりんごが贅沢で、和菓子でありながらどこか洋菓子の満足感も感じさせてくれます。

どらやき亥ノメ ラッピング
画像:嶋さあや

透明感のある袋に包まれたどらやきは、ふっくらとした丸みときれいな焼き色がそのまま見える、シンプルでかわいらしいラッピング。味の名前が書かれた小さなシールがさりげないポイントになっていて、並んでいる姿も思わず写真に収めたくなります。気取らず、でもきちんと感があり、ちょっとした手土産にも選びやすい雰囲気です。

どらやき亥ノメ 包装紙
画像:嶋さあや

やさしい白地に、オレンジ色の線で描かれたイラストが目を引く紙袋。よく見ると、どらやきや動物、小さなモチーフが並び、どこか物語を感じさせる愛らしいデザインで、受け取った瞬間にほっと気持ちが和らぎます。お菓子を食べ終えたあとも、思わず取っておきたくなる、そんなかわいさです。

店舗詳細

どらやき 亥ノメ(いのめ)
住所:京都府京都市北区大将軍西鷹司町23−31
最寄:JR「円町」徒歩12分/京都市バス「大将軍」「伯楽町」
電話番号:なし ※お店のInstagramのDMから連絡してください。
営業時間:11:00~16:00
定休日:月~木曜日・日曜日 
駐車場:あり(1台)

【パパママ向け情報】
ベビーカー入店:OK

【支払い・予約情報】
予約:可
支払方法:現金のみ

ライター・嶋さあやのひとこと

実際に食べてみると、思わず「これは誰かに食べてみてほしい!」と感じる、つくり手の思いが伝わってくるおいしさでした。甘さがやさしく、素材の良さがまっすぐ伝わる味わいで、ちょっとした手土産でも、きっと喜んでもらえるはず。自分用にも、大切な人への贈りものにも選びたくなるどらやきです。ぜひ一度手に取ってみてください。

最新のお店の情報はInstagramで発信されているそうなので、気になる方はフォローしてチェックしてみてくださいね。

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文/嶋さあや

【画像】嶋さあや
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