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幼稚園に寄贈 手づくりの木製ベンチで友だちと仲良く 【京都市伏見区】

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城陽市でこども椅子を制作する福田守さんが、娘の通っていた幼稚園に手作りの二人掛けベンチを寄贈しました。福田さんが幼稚園にベンチを贈るのは、もう会えない人への想いからでした。

ごまちゃんのなかよしベンチ

画像:きょうとくらす編集部

3月4日、京都市伏見区にある桃山幼稚園に園児たち40人が集まりました。その視線の先にはアザラシの形をした二人掛けのベンチがあります。名前は『ごまちゃんのなかよしベンチ』。

「大事に使ってくださいね」と園児に話しかけるのは、ベンチを制作した福田守さん(75歳)。城陽市で建築士をしながら子ども用の木製の椅子やテーブルなどを制作し、ネットや百貨店などで販売しています。

画像:きょうとくらす編集部

お礼の言葉がすむと、ベンチに駆け寄る子どもたち。
「あったかい感じがする」「すべすべしてる」「ごまちゃんかわいい♡」と感じたことを話しながら、仲良しの友達と嬉しそうにピースしてくれました。

「どんなふうに使いたい?」と尋ねると、「お話しする」「絵本を読みたい」と教えてくれました。順番を待ちながら友だちの手を握っている様子を見ていると、‟ごまちゃんのなかよしベンチ”が二人の時間を見守ってくれているようです。

いっぱい笑ってほしい

画像:きょうとくらす編集部

福田さんは一人娘と3人暮らしでしたが、1994年に当時10歳でかえらぬ人となりました。その後は夫婦二人の生活を続け、子どもと関わることは少なくなりましたが、20年ほど前に木工作家に会ったことから家具を作るようになりました。そこで思いついたのが、子ども用の椅子を作ることでした。

最初に作った「かにの椅子」がNHK出版の雑誌「第2回住まい自分流DIY大賞・マイ椅子部門」に入選し注目が集まりました。

子ども椅子を通じて子どもたちが笑顔になってほしいという想いから、こども椅子を作り続けてきました。そして2008年に亡き娘が通っていた幼稚園に椅子を製作することになったのです。

子どもたちの思い出に残って

画像:きょうとくらす編集部

最初に製作したうさぎのベンチとテーブルは、これまで何度も修理をしながら子どもたちの遊びに関わってきました。子どもが腰かけやすい高さや、角がない丸い座面や椅子の足のデザインには、福田さんの「ケガをしないように」という思いやりを感じます。

桃山幼稚園の三木賀子園長は、「(初代の椅子やミニテーブルは)子どもたちは、おままごとで使っているのですが、かわいいものが置かれている雰囲気も良いですし、福田さんが想いを持って作っておられるのがすごくいいと思います。寄贈していただいて感謝しています。」と話しました。

画像:きょうとくらす編集部

福田さんは「子どもたちが喜んでくれるように。頑張って作ります」と大きな背中を折り曲げながら笑顔を傾けていました。

成長に合わせてオーダーメイドも

福田さんは、子どもの身長や、用途によってオーダーメイドで椅子やテーブルを制作しています。安全に使えるように木をつなぎ合わせるのに釘は使わず、木を組み込んで作っています。

画像:ぼくの工房

うさぎの椅子14,800円
かにの椅子(親)46,000円/ (子)16,800円

オーダーメイドのご依頼や、工房見学も随時行っていますので、詳しくはホームページ、もしくはお電話ください。

【詳細情報】
手づくり こども椅子製作の店 ぼくの工房
住所:城陽市平川大将軍14-4
電話:090-7555-6983
メール:bokunoisu@canvas.ocn.ne.jp
ぼくの工房公式ホームページ

文/きょうとくらす編集部

【画像・参考】ぼくの工房
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