京都には人におすすめしたくなるようなスイーツがいっぱいありますよね♡
連載『きょうとのスイーツとくらす』では、きょうとくらす編集部が「ぜひ一度食べてみてほしい!」とみなさんにおすすめしたいスイーツをご紹介します!
今回は、京都の和菓子職人が生み出した『京まかろん』をご紹介します。
日本人好みのマカロン「京まかろん」とは
『京まかろん』は、京都市内のお菓子屋『む津美製菓株式会社』の和菓子職人が生み出した“日本人好みのマカロン”です。
ヨーロッパが発祥とされるマカロンを多くの日本人が好むお菓子にと、商品開発時にこだわったのがしっとりした食感。本場のマカロンのねっちりと甘い皮とは異なり、日本人の嗜好性に合う食感に仕上げているのだそう。
フレーバーも抹茶、柚子、甘酒など、日本らしいラインナップで、素材選びには産地の近さや生産者との繋がりを重視していることから、京都府内の食材が使用されて多数使用されています。
『京まかろん』は、専門オンラインショップで購入可能です。京都駅構内のお土産屋さんなどでも一部のフレーバーは購入できますが、全種類取り扱いがあるオンラインショップの利用がオススメ◎
人気商品のためオンラインショップでも常に購入できるわけではなく予約が必要です。定期的に予約受付をしていますが売り切れになっているタイミングも多いので、最新の情報はお店のSNSをチェックしてくださいね。
ギフトにもぴったり!「京まかろん8種詰め合わせ」
今回はオンラインショップにて、8種のフレーバーが味わえる『京まかろん8種詰め合わせ』(2,646円)を購入しました。
和柄の可愛らしいパッケージに入っていて、開ける前から心が踊ります♡
「結婚おめでとう」「ご出産お祝い」など、希望メッセージを手書きした一筆箋を添えてもらうことも可能で、贈り物にもぴったりの詰め合わせです。(写真の「ありがとう」は指定しなくても付いてきました。)
『京まかろん』のころんとした丸さや可愛さが表現された題字は、書家・湖悠さんによるもの。
マカロンといえば、ちょっとした衝撃でも崩れてしまうような繊細なお菓子。
オンラインで購入して無事に届くのか少し心配もありましたが、高さのある容器にそれぞれ入って小包装されていたので1つも割れることなく自宅に届きました!
『京まかろん8種詰め合わせ』には『抹茶』『ほうじ茶』『玉露』『柚子』が各2個、『紫いも』『和紅茶』『甘酒』『黒炒り』が各1個の計12個が入っています。
「京まかろん」8種を実食レポ
まず最初にご紹介するフレーバーは『抹茶』。京都府産一番摘み茶葉100%の石臼びき抹茶を使用しています。
数種の抹茶をテイスティングの上、『京まかろん』に最適な抹茶が選ばれたというこちら。口にすると、宇治抹茶の香りがふわっと漂います。
まろやかな苦味で、いわゆる“人工的な抹茶味”ではなく、お茶そのものの自然な味わいを楽しめました。
続いては、京都府産茶葉を直火で焙煎した宇治ほうじ茶を使用した『ほうじ茶』。
様々な焙じ加減の茶葉を合わせることで醸し出された“ひときわの焙煎香”を閉じ込めているそうです。
ほうじ茶の甘くやわらかな香りと濃くてまろやかな味わいを堪能できます。後味にはほんのりと香ばしさも感じました!
こちらは京都府産の玉露を100%使用した『玉露』。先にご紹介した『抹茶』に比べてやや色が濃く、生地には茶葉の粒が見られます。
玉露特有の香り“覆い香”や、茶葉の甘みと旨みが特徴的なこちら。特別な方法により栽培された茶葉を丁寧に調合して作られているとのこと。
『抹茶』に比べ苦味をより強く感じますが、同時に豊かな旨みも感じられ、スッキリとした後口です。
鮮やかな黄色が目を引くこちらは『柚子』。柚子の名産地として知られる京都・水尾で実生栽培された柚子を100%使用しています。
刻んだ柚子の皮がクリームに混ぜ込まれていて、噛むほどに柚子本来の香りや苦味を感じる一品。
もちろん果皮だけでなく芳醇な香りや酸味の果汁も使われているので、柚子をまるごと楽しめる味わいになっています。
こちらは、薄ピンク色が可愛らしい『甘酒』。皮にもクリームにも酒粕が混ぜ込まれていて、食べると酒粕の香りがふわっと鼻を抜けます。
使われているのは、京都・丹後半島にある『向井酒造』の銘酒『伊根満開』の酒粕。こちらの酒粕は、古代米を使用した甘酸っぱくてフルーティな風味と華やかな色合いが特徴だそう。
『甘酒』という名前ですが、日本酒好きな方にもオススメできるフレーバーです。
続いて、亀岡産の無農薬栽培紫いもを使った『紫いも』。
『パープルスイートロード』という品種の紫いもをまるごと蒸し、皮にもクリームにも混ぜ込んだこちらは、お芋の優しい甘さととろりとした食感を楽しめます。
中に挟まれているクリームは、お芋をそのままペーストにしたような濃厚さでした♡
あまりお目にかかれない真っ黒なマカロンは、『黒炒り』と名付けられたフレーバーです。
黒色の正体は、丹念に焙煎し石臼で粉にひいた京都・綾部産の有機玄米と、食用に加工された西山の孟宗竹炭。炒った玄米の香ばしさやほろ苦さを感じる、ちょっぴり大人な味わいに仕上がっています。
見た目のインパクト抜群なので、人と被らないお土産としても◎。
最後にご紹介するのは、京都府和束町産の紅茶を100%使用した『和紅茶』。
丹念な発酵により生成された花のような甘い香りと、和紅茶ならではの優しい渋みや旨みでいっぱいになるように、茶葉の選定から粒度や混ぜ方にまで工夫が凝らされた一品です。
食べる前から紅茶の香りがふわっと漂い、筆者個人としては8つの中で香りを最も強く感じました。和紅茶特有の甘い香りの余韻が心地よい、ティータイムにぴったりなフレーバーです。
『京まかろん』は、しっとりやわらかな優しい食感。マカロンのねっちりした食感が苦手な方でも美味しくいただけるのではないかと思います。
中のクリームは、和菓子によく用いられる白隠元豆がほとんどのフレーバーでベースとなっているので、まさに洋菓子と和菓子の良い部分が合わさったスイーツだと感じました!
【京まかろん販売場所】
オンラインショップ:全種類
The CUBE京都駅ビル専門店街 おみやげ街道京都駅:抹茶・紫いも
向井酒造株式会社:甘酒
下鴨神社みたらし授与所:抹茶・甘酒・ほうじ茶・紫いも・柚子
近鉄京都駅ナカTime’s Place京都【お土産】GOTO-CHI京都店:抹茶・ほうじ茶・紫いも・柚子・玉露・和紅茶
ほか
春には『桜味』、夏には『ミント』、冬には『しょうが』と季節限定のフレーバーも用意されています。気になる方はオンラインショップをチェックしてみてくださいね。
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文/中村ゆか
【画像】中村ゆか
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