恵比須様のお飾り
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えべっさんに商売繁盛の祈願!「十日えびす」

古都として知られ、長い歴史と文化的な重要性を持つ、京都。長きにわたって日本の文化の中心地として栄えた京都にはたくさんの風物詩があります。

京都の風物詩をご紹介する『きょうとの風物詩とくらす』。今回は、1月10日に行われる“十日えびす”をご紹介します。

十日えびすとは?

十日えびす
画像:asuka/PIXTA(ピクスタ)

西日本では馴染みがありますが、皆さんは『十日えびす』をご存じでしょうか?

毎年1月10日に大漁満足の象徴、漁業の神様であるえびす様に商売繁盛を祈願する神事です。境内は「商売繁昌で笹もってこい」の掛け声が流れ、お商売をしている方や、勤めている企業の成長を願う参拝者で賑わいます。

参拝者は、米俵や小判などの『吉兆』(縁起物の飾り)や、『福笹』・『熊手』を買うのが習わし。毎年参って去年購入したものをお返しし、新しいものを買うのが良いとされています。

京都ゑびす神社_十日えびす夜
画像:京都ゑびす神社

主に『十日戎』は西日本で盛んに行なわれて、西宮神社・大阪今宮戎神社、京都ゑびす神社は日本三大えびすと言われ、『えべっさん』と親しみを込めて呼ばれています。

日本三大えびすの一つ「京都ゑびす神社」

京都ゑびす神社_鳥居
画像:EvergreenPlanet/PIXTA(ピクスタ)

『京都ゑびす神社』でも『十日ゑびす大祭(通称:初ゑびす)』として、神事を中心に5日間執り行われます。

2024年1月9日(火)が“宵ゑびす祭”、10日(水)が“十日ゑびす大祭(初ゑびす)”、11日(木)“残り福祭”です。

京都ゑびす神社_神事
画像:京都ゑびす神社

さまざまな神事が行われ、神楽殿では終日神楽の奉納が行われます。

また、東映の女優さんや、祇園町・宮川町の舞妓さんの奉仕による福笹の授与が行われる予定です。9日(火)・10(水)は夜通し開門されていますよ。

京都ゑびす神社の絵馬は、宮司によって干支の原案ができているのだそう。約50年間も先代と当代によって描かれていたそうです。ぜひ皆さんも『十日えびす』に足を運んでみてくださいね。

【詳細情報】
京都ゑびす神社『十日ゑびす大祭』
開催期間:2024年1月8日(月)から2024年1月12日(金)
実施場所:京都府京都市東山区大和大路通四条下ル 小松町125
電話番号:075-525-0005
開門閉門時間:【1月8日(月)】9:00~23:00【1月9日(火)】9:00~夜通し【1月10日(水)】終日開門【1月11日(木)】~24:00【1月12日(金)】9:00~22:00

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文/きょうとくらす編集部

【画像・参考】京都ゑびす神社
PIXTA(ピクスタ):asuka/EvergreenPlanet
※写真は過去の十日ゑびす大祭のものです。