キャリア

こまを競技として広める。「世界一のフリースタイルコマプレイヤー」

KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。

2024年5月25日(土)の放送では、フリースタイルコマプレイヤー・島村純さんに話を伺いました。

Profile:フリースタイルコマプレイヤー・島村純さん

島村純さんのプロフィール
画像:KBS京都『谷口流々』

今回ご紹介する島村純さんは、こまを使ってフリースタイルのパフォーマンスをするフリースタイルコマプレイヤー。

2023年に世界大会で優勝し、こま回しを競技として確立するために日々活動しています。

おもちゃのこまとの出会い

島村純さんの幼少期
画像:KBS京都『谷口流々』

島村さんとこまの出会いは、小学生のとき。学童保育所で行われていた『こま検定』をきっかけにこまにハマり、できる技が増えていくことに楽しみを覚えていきました。

当時ネットであがっていた動画をコマ送りにして技を分析し、習得していったのだそう。

対談
画像:KBS京都『谷口流々』

そして、6年生の時には『第一回全日本こま技選手権大会 ジュニア部門』で優勝を果たします。

こまから離れてしまった期間

対談
画像:KBS京都『谷口流々』

全日本でチャンピオンになったことで、こまへの情熱が少し冷めてしまった島村さん。中学に入り部活も忙しくなったことで、さらに練習をしなくなっていったそう。

対談
画像:KBS京都『谷口流々』

その後も練習をしないまま全日本大会へ出場するも、圧倒的な練習不足の差が露呈します。中学1年生の時は5位で終わってしまいました。

再びこまと向き合い世界へ挑戦

対談
画像:KBS京都『谷口流々』

中学2年生の時、東京でこまの世界大会が開催。全国大会と違い、世界大会はフリースタイル形式で行われオリジナリティが重要視される点に漠然と憧れを持っていた島村さん。

“3年に一度の周期でアジアで開催されている”という噂を聞いた島村さんは、少しずつ興味が湧いてきたそうです。

上海大会2位のとき
画像:KBS京都『谷口流々』

高校2年生になった2018年、アルバイトでお金を貯めて中国・上海で開催された世界大会に初出場!

結果は2位に終わり、1位になりたいという気持ちが強くなってさらに練習するようになりました。

島村さんとの対談
画像:KBS京都『谷口流々』

大学受験が終わり、いよいよ練習に力を入れようとし始めた頃、世間はコロナ渦に。世界大会はオンラインでの開催が続いて、優勝からは遠ざかってしまいます。

世界大会優勝
画像:KBS京都『谷口流々』

しかし、2023年12月、ついにオフラインでの大会が再開! 東京での開催が決まり、念願の優勝を果たしました。しかも、10点以上の差がついた圧勝での優勝でした!

対談
画像:KBS京都『谷口流々』

優勝後、長い苦労があったためもう出ないと考えていましたが、現在では次世代の若手に負ける日まで今後も大会に出続ける決心をしているそうです。

対談
画像:KBS京都『谷口流々』

島村さんは、「“おもちゃのこま”という概念を脱却し、競技としてこまをする人が増えて欲しい」と話します。コマプレイヤーたちのアイコンとなれるよう島村さんは大会に出場し続け、次世代のコマプレイヤーたちの育成のためにレッスンを開いていきたいのだそうです。

島村さんを表すことば

島村さんを表す言葉
画像:KBS京都『谷口流々』

今回の“島村さんを表すことば”は、『まわすつなぐ広げる』です。

まだまだ競技人口の少ないこま。島村さんがアイコンとなり、日本でも賑わう競技へと進化してほしいですね!

関連記事:これまでの「谷口流々」はこちら!

文/sumire

【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2024年5月25日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。