中華と一口にいっても、ほかほかの蒸し物やこってりとした揚げ物と種類はさまざま。メニュー選びに迷ってしまったり、「気分や好みに合わせて、食べたいものを好きなだけ食べたい」なんて思ったりするときもありますよね。
そこで京都のローカル放送局・KBS京都の社員に「ぜひ一度は食べてほしい京都の名中華店を教えて」とアンケートを取りました。その結果、名前の挙がったお店をご紹介します。
今回は、京都屈指の中華の名店『老香港酒家京都(オールドホンコンレストランキョウト)』(京都市下京区)を訪れました。
気軽な食事やグループでも使いやすい中華料理店
中華料理店『老香港酒家京都』は、『COCON烏丸』の地下1階にあります。アクセスは、地下道で直結している京都市営地下鉄『四条駅』や阪急『烏丸駅』が便利です。
落ち着きのある雰囲気の入り口とアンティークなデザインの文体が、古き良き香港をイメージさせてくれます。
入店してすぐ目に飛び込んでくるのは、大きないけす。取材の日は、大きな海老や中国・上海から取り寄せた蟹がいました。
店内の総席数は約90席ほど。テーブル席が並ぶメインフロアのほか、個室や20人ほどで使える部屋もあります。筆者が訪れた平日の13時半頃は、お昼のピークが落ち着いた後でゆったりと過ごすことできました。
提供スタイルはワゴン!香港式飲茶食べ放題
今回のお目当ては、ランチタイム限定『香港式飲茶コース』(大人 4,500円/小学生 2,200円/幼児 1,500円 ※繁忙期は料金変動あり)。90分制の食べ放題で、香港出身の点心師が作る点心をはじめとする60種類以上の料理から食べたいものを食べたい分だけ注文できます。
また、料理を載せたワゴンがテーブルをまわる本場・香港の飲茶の提供スタイルでいただくことができるのもポイントです。
コースでは、前菜、蒸し物、焼き物、揚げ物、デザートをいただくことができます。今回は、筆者が食べた中から特におすすめの料理をいくつかご紹介します。
蒸し物では、7種類の蒸し餃子と小籠包を注文。どれも一口サイズなので、全種類注文してもぺろりといただけました。
香港の蒸し餃子は、種類によって形が決まっているのだそう。同店ではその伝統を受け継ぎ、鮮やかなグリーンやイエロー、三角形や丸といったさまざまなバリエーションを楽しめます。
中の餡が透けて見える皮は自家製で、柔らかい食感が味わえる熱々のうちにいただきます。それぞれの餡はしっかりと味付けがしてあるので、何もつけずにそのままいただくのがおすすめ◎
皮の中から餡が出てくると、それぞれの風味が一気に口の中に広がります。なかでも、海老やホタテといった海鮮の蒸し餃子は特に香り高く感じられました。
必食だらけの自慢の品々で満腹に
揚げ物料理である『チャーシューパイ』は、日本の餃子のような見た目。粉から作る自家製パイ生地でサクサク・ほろほろの食感。生地自体の甘みと香ばしいチャーシューのバランスが絶妙です。
また、店長さんに「絶対食べてほしい!」とおすすめされたのは、写真右上の『エッグタルト』。少ししっとりめの生地とフィリングを口に入れるとふわっとあたたかく、ほどよい甘さが広がりました。
最後は、お待ちかねのデザートのワゴンです。筆者のおすすめは写真左下の『月餅』。『月餅』の生地は、お店によって厚みに個性があるのだそう。こちらでは、中身のあんこが透けて見えるほどの薄皮です。
中にハスの実で作ったあんこがぎっしりとつまっていますが、とても軽い食べ心地。甘さを引き立てるため、中身には塩味のあるアヒルの卵も入っていて、香港らしさを感じるスイーツでした。
ワゴンが運ばれてくるたび、どんなにお腹がいっぱいでも心が躍ってしまう『香港式飲茶コース』。いろいろな料理をたくさん味わうもよし、お気に入りをおかわりするもよし♡ 心ゆくまで楽しんでみてくださいね!
【店舗詳細】
老香港酒家京都(オールドホンコンレストランキョウト)
住所:京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620 COCON烏丸B1F
電話番号:075-341-1800
営業時間:【ランチ】11:30~15:30(L.O.15:00)【ディナー】17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:なし ※年に2日、全館休館日あり
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文/さとみ縁
【画像】老香港酒家京都/さとみ縁
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