京都には、老舗の名店から話題の最新スポットまで、さまざまなお店が軒を連ねています。新店舗のオープンや限定メニューなど、気になる情報が多すぎて、どこに行こうか迷ってしまうこともありますよね。
そんなときに参考にしたいのが、やはり地元の人の声! 連載『きょうとくらすユーザーが選んだ〇〇』では、『きょうとくらす』ユーザーが実際に訪れて「よかった!」と感じたスポットやグルメをご紹介していきます。
今回のテーマは、“京都のおいしいランチ”! こだわりのキーマカレーとオリジナル麵のカレーうどんに、串天や卵かけご飯とボリューム満点のセットがいただける『京都四条 くをん』(京都市中京区)をご紹介します。
喧騒を忘れて……和の空間でほっこり

今回訪れたのは、かしわキーマカレーうどん専門店『京都四条 くをん』。お店への最寄りは、京都市営地下鉄・四条駅もしくは阪急電車・烏丸駅です。
専用駐車場はないので、最寄り駅から徒歩か近隣のコインパーキングを利用するのがおすすめです。
駅から新町通を北へ徒歩約4~5分ほど歩くと、通り沿いに呉服屋を改装した和風の建物が現れます。
平日昼間の訪問でしたが、店舗の前の道路は車通りが多めでした。来店の際は気をつけてくださいね。

店内はしっとりとした和の雰囲気です。1階にはカウンター席とテーブル席、2階にはテーブル席と座敷席があります。筆者は2階の座敷席を利用しました。2階の窓にはすだれがかかり、街中の喧騒を忘れさせてくれます。
座敷席は一部を除いて掘りごたつとなっているので、子ども連れはそちらを利用することが多いのだそう。ちなみに、ベビーカーは入口にて預かってもらえます。
手間暇かけて生み出される和風キーマカレーうどん

注文したのは『串天5種盛りかしわキーマうどん』(1,980円)。セット内容は、看板メニューの『かしわキーマうどん』に、5種類の串天と西京味噌漬けにした卵黄付き麦ご飯です。
同セットでは、麺の冷・温と追い出汁を選べます。追い出汁は鰹出汁と豆乳出汁の2種類があり、和風の味わいを堪能したいなら鰹出汁、辛さを抑えたいなら豆乳出汁がおすすめ。筆者は、冷たい麺と豆乳出汁の組み合わせで注文しました。

『かしわキーマうどん』のオリジナル麺は小麦粉と焙煎胚芽をブレンドしており、独特の色味が特徴。細麺でやや平たいので、さらりとしたカレーがよく絡みます。
まずは麺のみいただいてみると、もっちもちの食感にびっくり! ほどよい冷たさが口の中をクールダウンしてくれつつ、噛めば噛むほど焙煎胚芽の豊かな風味も楽しめます。
今度は、キーマカレーをたっぷり絡めて一口。石臼で手挽きした20種類以上のスパイスを使ったカレーは、香り立つスパイスとピリリとした刺激がたまりません。

ごろりと入ったかしわは一口大もありますが、しっとりしてほぐれやすいので食べやすいです。弾力のある麺とのコントラストも◎
半分ほど食べ進めたところで、豆乳出汁を追加してみることに。辛さがまろやかになり、和風の味わいが濃くなりました。
豆乳出汁には鰹出汁がブレンドされています。鰹の香りはしっかり感じられつつ、豆乳のクセはないため、子どもでも食べやすそうでしたよ。卓上のスパイスを使うとスパイシーさが復活するので、自分好みの辛さを追求することもできます。

最後は西京みそ漬け卵黄を載せた麦ご飯にカレーをかけていただきました。
どろっとした卵黄はしっかりした塩味で、スパイシーなカレーに負けない存在感。最後までいろいろな食べ方ができて、楽しめました♡
お肉から野菜まで楽しめる串天

もう一つのメインメニューといってもいい串天。食べやすいよう、ピンチョス風になっています。5種盛りの内容は、海老天と茄子天、たまねぎ天、かしわ天、プチトマト天です。アツアツの状態で提供されるので、揚げたてのいい香りが漂います。
串天は米油で揚げられており、衣はサクサク。どれも同じ衣を使っていますが、かしわ天だけ揚げ時間が長めなので濃い色をしています。
かしわ天は、唐揚げとは違った味わいが魅力。衣とお肉の間に空気の層があることで、サクサクの衣とジューシーなお肉の弾力が口の中で一緒になります。まさに、一本で二度おいしい串天です。

また、プチトマト天はさくらんぼのようなかわいい見た目に気分が上がります。かじると、中からじゅわっとトマトが出てきて、口の中がさっぱりしました。
店舗詳細
京都四条 くをん
住所:京都府京都市中京区新町通四条上ル小結棚町420
電話番号:075-251-6661
営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30)/17:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:不定休
ライター・さとみ縁のひとこと
同店には子ども用のメニューはありませんが、子ども用の食器の用意があります。豆乳出汁でマイルドにしたカレーうどんをシェアしたり、好きな具材の串天を単品で注文したりして、一緒に食べるのがおすすめです。ぜひ、家族や友人と訪れてみてくださいね!
関連記事:いくらでも食べられる!? おにぎりと野菜が主役のビュッフェ【京都市左京区】文/さとみ縁
【画像】さとみ縁
※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。