古都として知られ、長い歴史と文化的な重要性を持つ、京都。長きにわたって日本の文化の中心地として栄えた京都にはたくさんの風物詩があります。
京都の風物詩をご紹介する連載『きょうとの風物詩とくらす』。第3回は、七夕に合わせた叡山電車のイベントと、この時期限定の七夕スイーツをご紹介します!
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1:叡山電車に乗って七夕を満喫
今年も叡山電車で実施される『七夕伝車(でんしゃ)』。願いが届き伝わるようにという思いを込めて、電車ではなく“伝車”と名付けられました。
願いが書かれた短冊が一部の駅構内で募集されており、電車の車内に、飾って運行してくれます。
短冊を乗せて走るのは、出町柳駅から鞍馬駅間の鞍馬線を走る電車。
同時期に行われ知っておきたいイベントが、鞍馬線市原駅から二ノ瀬駅間の『青もみじのライトアップ』。活力に満ち青々とした『もみじのトンネル』がライトアップされ、通過する際には車内の明かりを消しゆっくりと走ってくれます。
さらに鞍馬線は七夕とゆかりの深い貴船神社のある貴船口駅を通ります。七夕の起源は諸説ありますが水を司る神との関係が深く、水神様を祀る貴船神社では毎年7月に水の恵みに感謝し、七夕神事が行われます。
『七夕伝車』で集められた短冊は期間が終了すると、貴船神社に奉納してくれるのだそうです。
貴船神社では七夕伝車と同期間、『七夕笹飾りライトアップ』が行われ、短冊の飾られた境内が幻想的に美しく照らし出されます。こちらもぜひ足を運んでみてください。
【詳細情報】
七夕伝車
運行期間:2023年7月1日(土)~8月15日(火)
車両番号:802-852号車
願い事短冊募集期間:2023年8月1日(火)まで随時受付
受付場所:出町柳駅改札内、修学院駅定期券うりば「七夕伝車 願い事応募箱」
※駅などに設置するパンフレットに記載の短冊を切り取って応募。
※内容が不適切と思われるものは掲出できません。
※「七夕伝車」の運転時間は日によって異なります。また、車両点検やその他の理由により運休や運転区間の変更などがあります。
青もみじのライトアップ
実施日:2023年7月1日(土)・2日(日)・7日(金)~9日(日)および7月15日(土)~8月15日(火)
実施区間:鞍馬線・市原駅~二ノ瀬駅間にある『もみじのトンネル』区間(約250m)
対象列車:【平日ダイヤ】出町柳駅発18:12~20:00の鞍馬駅ゆき・鞍馬駅発18:31~20:49の出町柳駅ゆき【土曜・休日ダイヤ】出町柳駅発18:02~20:02の鞍馬駅ゆき・鞍馬駅発18:21~20:41の出町柳駅ゆき
2:この時期限定スイーツで七夕を満喫
さらに、京都では七夕をモチーフにしたスイーツが各所で販売されています。この時期限定だなんて勿体ないような美しいスイーツをご紹介します。
(1)七條甘春堂の『天の川』
『七條甘春堂』の『天の川』(1,404円)は、夜空を映した濃い青の琥珀羹に銀箔の星が散りばめられた京羊羹。グラデーションがかった青い夜空がなんとも美しい逸品です。琥珀羹の下は味甚羹、小倉羹の二層であっさりとした夏らしい味わいです。
2023年8月下旬まで購入できます。
※数量限定。
※オンラインショップでも販売。
(2)亀屋清永の『星づく夜(小)』
『亀屋清永』の『星づく夜(小)』(1,026円)は、夜空を琥珀羹に閉じ込めたお菓子。レモンとパッションフルーツの爽やかな味わいを楽しめ、夏にぴったりです。
2023年8月下旬まで購入できます。
※オンラインショップでも販売。
(3)亀屋良長の『暦<七夕>』
『亀屋良長』の『暦<七夕>』(1,080円)は、さざれ石に見立てた琥珀糖、生砂糖の短冊、和三盆の笹の美しいセット。SOU・SOUのメッセージカード付きでプレゼントや手土産にもおすすめです。
2023年7月7日(金)までの販売でなくなり次第です。
※オンラインショップでも販売。
(4)ベルアメールの『パレショコラ ミルキーウェイ』
『ベルアメール』の『パレショコラ ミルキーウェイ』(314円)は、ベルアメールオリジナルのビターチョコレートに彩り豊かな星を散りばめたスイーツ。甘さ控えめでカカオの苦味も感じられるので、甘いのが苦手な方にもおすすめです。
ジェイアール京都伊勢丹店で2023年7月7日(金)までの販売予定です。
たくさんの願いを乗せて走る『七夕伝車』やライトアップなど、この時期は叡山電車に乗ってぜひお出かけしたいですね。そして、味覚でも七夕を楽しんでくださいね!
文/きょうとくらす編集部
【画像・参考】 叡山電鉄株式会社/亀屋清永/亀屋良長/ベルアメール
PIXTA(ピクスタ):Kei1962/genki
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