日本一パンの消費量が多い京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。
連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで150店舗を超えるパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんを紹介します。
さて、今回紹介するのは、京都で本格的なドイツのパンが味わえる珍しいお店です。
営業は週に4日間のみ。京都でも珍しいドイツパン専門店
京都市営バス・岡崎道バス停から徒歩1分ほど、丸太町通沿いに佇むこちらのお店が『ベッカライ・ペルケオ・アルト・ハイデルベルク』。ドイツ人のご主人と京都出身の奥様が営むお店です。とても長い店名なのですが、お店の方も地元の方も“ペルケオ”と呼んでいます。
“ペルケオ”は金曜日から月曜日までの週4日のみの営業。来店の際は注意してくださいね!
ドイツの街角にあるパン屋さんのような店内
ドイツの街角にあるパン屋さんそのままといった雰囲気の店内。京都にいながら海外旅行に来たような気分が味わえます。
店内にはイートインスペースも設けられており、焼きたてのパンやサンドイッチと一緒にドリンクがいただけます。
ショーケースにはブレッツェルなどの定番商品から珍しいパンまで、色々な種類のドイツパンが並んでいます。
ご夫婦揃ってドイツでパンの最高資格『マイスター』を取得されているということもあり、並んでいるパンは京都の他のお店では味わえない本格的なドイツパンばかりです。
パンだけではなく本格的な手作りのドイツケーキも販売されています。こちらも一度試してみたいですね。
おすすめのパンをご紹介
今回は私がおすすめするこちらの3種類をご紹介します。
『ミュースリー・ディンケルブロートヒェン』(320円)は、リンゴジュースに漬け込んだドライフルーツ(クランベリー・アプリコット・イチジク・くるみ・白ごま)が入ったディンケル小麦を100%使用した贅沢な小型パン。小麦の香り豊かなもっちりとした生地にドライフルーツの爽やかな酸味がたまりません。
『ラウゲン クロワッサン』(320円)は、ラウゲン特有の風味とバターの甘味、ほんのり塩気が融合したドイツでポピュラーなクロワッサン。日本でもおなじみのフランスのクロワッサンとは生地が異なり、表面もしっとりとしています。
『ラウゲン ブレッツェル』(300円)は、こちらのお店一番人気のパンでドイツでも最も有名なパンのひとつです。ラード入りの生地をラウゲン液にひたし、高温で焼成した独特な風味が特徴。
表面に付いた岩塩を落として塩加減の調整が可能です。岩塩の塩辛さとパンとの相性は抜群。人気のため一家族5個までしか購入できませんのでご注意ください。
京都にいながら本格的なドイツパンが味わえる人気のパン屋さん。一度足を運んでみてください。
【店舗詳細】
ベッカライ・ペルケオ・アルト・ハイデルベルク
住所:京都府京都市左京区岡崎天王町54-1 クリヨン岡崎1階
営業時間:月曜・金曜 9:00~18:00/土・日・祝日 7:30~18:00
定休日:火曜日、水曜日、木曜日
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取材・文/みやこ
【画像】みやこ
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※文中の価格はすべて税込みです。