京都の街歩きのひと休みに立ち寄りたい喫茶店やカフェ。昨今“レトロでエモい”とブームになっているディープなレトロ喫茶や、洗練されたおしゃれなカフェなど、京都には今と昔が調和したさまざまなお店が点在しています。
そこで、京都のローカル放送局KBS京都の社員に「おすすめの喫茶店・カフェを教えて」というアンケートを取り、名前の挙がったお店をご紹介します。
今回は、コーヒーと癒しの空間『リタcoffee』(京都市伏見区)を訪れました。
繋がりで生まれた“癒し”の空間「リタcoffee」
近鉄京都線『向島駅』から徒歩約10分のところにある『リタcoffee』。元々京都の有名洋食店で調理師をしていた店主が2017年にオープンした珈琲喫茶です。
向島で生まれ育った店主と地元の人たちとのご縁がきっかけで、向島にオープンすることになったのだそう。初めは焙煎所として使用していましたが、「自分のお店を持ちたい」と思ったことにより『リタcoffee』としてスタートしました。
同店のテーマは“癒し”。流れている音楽や珈琲豆はヒーリング効果を意識して選択されており、五感でリラックスできるようにこだわられています。
お店のあちこちに飾られている可愛らしいインテリアは、お客さんから頂いたものがほとんどで、どれも店主の宝物です。
ベビーカーでもそのまま入店OK◎ おひとりでもグループでも利用可能
カウンター4席、テーブル席2つのこじんまりとした店内ですが、ベビーカーでもそのまま入店可能◎
また、人数が多い場合は2階の座敷を使用することもできるので、子連れでも安心して利用できます。お店が休みの日には2階を利用し、『リタ療養所』として味噌作りや藍染など様々なワークショップが開催されています。
身体が喜ぶ♡ 野菜たっぷりのランチメニュー
茄子やトマト、山芋、シシトウなど焼き野菜たっぷりの『お野菜のパスタ』(1,000円)。パスタの麺は、向島の米農家さんの米粉麺を使用しています。
トッピングとして乗っている“醤(ひしお)”は店主の手作りで、醤油や大豆を再発酵させ作られています。アンチョビが入ったオイルベースのパスタと醤の相性が抜群で、ペロリといただけるおいしさです◎
京都の地野菜を中心とした『お野菜のサラダ丼』(900円)。アボカドやサニーレタス、トマトやミョウガなどお野菜たっぷりです。
こちらも同様に醤がトッピングされており、ビビンバのように混ぜていただくことで野菜やお米と絡んで深い味わいになります。
お米は向島で作られた赤米という玄米の一種を使用しており、白米よりももちもちとした食感を楽しむことができます。ごま油であっさりとした味わいに仕上がっており、暑い夏の日にもぴったりな一品です。
セットの豆乳スープは根菜から出る野菜出汁を使用しており、ゴボウや大豆がゴロゴロ入っています。
調味料は自分で発酵させたり出汁をとったりと、“自分の手にかかったもの”を使用するようにしているのが店主のこだわり。仕上げにとろろ昆布がトッピングされていて、あっさりと飲み干すことができます。
手回しの焙煎機で自家焙煎したこだわりコーヒー
食事の最後には、看板メニューの『リタcoffee』(mag size:500円)は外せません。香りがよく、程よい苦味で深みのある味です。マグカップには店主が自らデザインしたロゴが♡
グアテマラの深煎り豆を使用しており、手回しの焙煎機で生豆から自家焙煎しています。
今回ご紹介した以外にも、スパイスから調合したクラフトコーラやチャイ、葛から作った葛ゼリーなどこだわりのメニューがたくさん! また、金曜日の夜はバルとしても営業しています。『リタcoffee』で癒しの時間を過ごしてみては。
【店舗詳細】
リタcoffee
住所:京都府京都市伏見区向島中島町112-6
電話番号:075-622-1608
営業時間:【火〜土】11:00〜18:00【金曜日】11:00〜21:00
定休日:日・月曜日
関連記事:京都のローカル放送局社員がおすすめする「中京区のカフェ・喫茶店」3選
取材・文/きょうとくらす編集部
【画像】きょうとくらす編集部
※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。