子どもから大人までみんなが好きな洋食。京都では、歴史あるお店から新進気鋭のお店まで、個性あふれる洋食を味わうことができます。
そこで、京都のローカル放送局・KBS京都の社員に「おすすめの洋食店を教えて」とアンケートを取り、名前の挙がったお店をご紹介します。
今回は、自家製ソースたっぷりのプレートランチが自慢の『河村食堂』(京都市上京区)を訪れました。
まるで隠れ家! 地元の人からも人気のぬくもりあふれる洋食店
『河村食堂』へは、最寄りの京都市営地下鉄『今出川駅』から徒歩約8分ほど。烏丸通と堀川通の間の住宅街の一角にあります。
通り沿いに立てられた看板を目印に路地裏へ進むと、爽やかなブルーが印象的な外観のお店が現れます。
ご夫婦で営む2階建ての店舗は、1階は14席、2階は10席ほど。内装を依頼したデザイナーさんオリジナルの椅子やテーブルを使用し、統一感と木のぬくもりが心地よい雰囲気となっています。
お店の近くにある大学の学生から、ファミリー層、年配の方まで幅広い年代層のお客さんが通い、混み合うこともしばしば。ネットでの来店予約に対応しているので、必ず食べたい人は予約がおすすめですよ。
自家製ソースを堪能できるハンバーグランチ
ランチは6種類のメインから選ぶ『プレートランチ』と、『陶板鍋ハンバーグステーキ』から選べます。筆者は、『プレートランチ ハンバーグ&海老フライ』(1,900円)を注文。
料理が到着した途端、香ばしい匂いに食欲が刺激されます。お皿の上には自家製ハンバーグと海老フライ、そしてサラダが盛り付けられ、ライスとスープが別添えで提供されます。
かたまり肉を店内で粗目のミンチにして作るハンバーグは黒毛和牛と豚を使用し、ほどよい弾力とジューシーさの両方が楽しめます。フライパンで一度焼いた後に、スチームコンベクションオーブンで焼き上げるので、外側には焼き目がしっかり、中はふっくらと仕上がるのだそう。
そしてより食欲を刺激するのが、たっぷりとかかった自家製ソース。ハンバーグには、『特製オニオンソース』と『ジェノベーゼソース』がかかっています。『特製オニオンソース』は『デミグラスソース』に変更することもできます。
『特製オニオンソース』は、醤油ベースにソテーして甘みを十分に引き出した玉ねぎを使い、甘じょっぱさがクセになる味わい。熱々のハンバーグからあふれる肉汁も加わり、たまらないおいしさです。
一方、イタリアンレストラン出身であるご主人自慢の『ジェノベーゼソース』は、大葉の独特な風味が味変にぴったり。鼻に抜ける風味とさっぱり感がやみつきになります。
もう一つのメインである海老フライには自家製のタルタルソースがなみなみとかかっています。卵と玉ねぎを使用したなめらかな舌触りで、控えめな酸味なのであっさりいただけます。
さらに、サラダには自家製ドレッシングを好きなだけかけることができます◎ 自家製ドレッシングはフレンチオニオンドレッシングをベースに、その時においしいフルーツなどを加えてあるのだそう。
筆者がいただいた時は、りんごのフルーティーな甘さと香りを楽しめる味わいでした。クリーミーなテクスチャーと控えめの酸味で、子どもでも食べやすい味わいだと感じましたよ。
お子様メニューにもこだわりが光る!
『河村食堂』では、『オムライス』(800円)と『ハンバーグ』(1,200円)の2種類のお子様メニューも提供されています。
特に『オムライス』は人気があるのだそう。サラダと一緒にワンプレートとして提供され、スープかジュースのどちらかを選択して付けることができます。
大人の手のひらサイズほどあるオムライスは、しっかりと火が通った厚めの卵で包んであり、鮮やかな黄色が食べる前からワクワクさせてくれます。
中身のデミグラスライスには、玉ねぎやごろっとしたベーコンなどの具が入っています。デミグラス自体はあっさりとした味わいですが、嚙めば噛むほど旨味が広がりました。
メニューは陶器のお皿で提供されますが、プラスチックでできた子ども用の食器も用意されているので、小さな子どもでも安心です◎
とことん手作りにこだわったランチメニューで、最後の一口までおいしいのが自慢の『河村食堂』の洋食。ぜひ味わってみてくださいね!
【店舗詳細】
河村食堂
住所:京都府京都市上京区靭屋町499-23
電話番号:075-200-5578
営業時間:11:00~15:30(L.O.15:00)
定休日:日曜・不定休
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文/さとみ縁
【画像】さとみ縁
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