洋食屋キッチンパパのハンバーグと海老フライ
KBS京都社員のおすすめ

米穀店の奥にあるのは…? 地元放送局社員が教える「隠れ家洋食店」【京都市上京区】

洋食は、西洋の料理をベースにお米に合うよう生み出された日本食の一つ。京都にも、個性豊かな洋食店が数多くあります。

そこで、京都のローカル放送局・KBS京都の社員に「おすすめの洋食店を教えて」とアンケートを取り、名前の挙がったお店をご紹介します。

今回は、食感にこだわったハンバーグと、米穀店厳選のおいしいご飯を心ゆくまで食べられる『洋食屋キッチンパパ』(京都市上京区)を訪れました。

老舗米穀店の奥にある人気洋食店

洋食屋キッチンパパの店舗がある大米米穀店
画像:さとみ縁

『洋食屋キッチンパパ』があるのは西陣と呼ばれるエリア。市バス・千本上立売が最寄りで、バス停の近くには『釘抜地蔵』で有名な『石像寺(しゃくぞうじ)』もあります。

上立売通を東へ徒歩約1分ほど歩くと、江戸時代から続く『大米米穀店』に到着。『洋食屋キッチンパパ』は、こちらの米穀店の奥にあります。

洋食屋キッチンパパの店内
画像:さとみ縁

店内の手前には4人掛けを中心としたテーブル席で全26席あり、奥は厨房です。レトロなデザインのランプが灯り、黒板に手描きされたメニューにもぬくもりを感じられます。木製のテーブルや椅子は艶のある深い色味で、落ち着いた雰囲気です。

ハンバーグを中心としたメニューは20種類以上。セットメニューにはすべて、ご飯、味噌汁、サラダがついています。かわいらしい子ども用の椅子や子ども用メニューもあるので、家族で訪れるのもおすすめですよ◎

“食感”がたまらない♡ ハンバーグ&海老フライ

洋食屋キッチンパパのセットメニューのハンバーグと海老フライ
画像:さとみ縁

筆者が注文したのは、『セット ハンバーグ&海老フライ』(1,880円)です。大人のこぶし大ほどもあるハンバーグは、牛のバラ肉と豚の肩ロースを合わせたミンチを使用。長年付き合いのある精肉店に発注し、指定した部位のお肉を使ってミンチにしてもらっているのだそう。

「“つぶ”の大きさが味わいを決めると思っています」と話す店主。いただいてみると、粗めのミンチ肉の食感がしっかりと感じられ、食べ応え抜群でした。

また、牛の骨で出汁をとった自家製デミグラスソースは、サラッとしていて粗いミンチによくからみます。あっさりとしていながら、コクのある味わいですよ。

洋食屋キッチンパパのセットメニューの海老フライ
画像:さとみ縁

海老フライは、持ち上げるとずっしりとした重みがあります。一口かじると、カリっという小気味のいい音がします。衣は厚すぎず薄すぎず、ほどよくついていて、中のプリっとした弾力もたまりません。

ゆで卵やピクルス、玉ねぎなどを使った自家製タルタルソースも、“つぶ”がポイント。卵をあえて粗めに潰し、黄身の味わいとやわらかな食感を残しています。酸味に卵のマイルドな味わいが加わり、さっぱりといただけますよ。

こだわりのお米はおかわり無料!

洋食屋キッチンパパのセットメニューのご飯
画像:さとみ縁

メインと同じくらいしっかり味わいたいのが、セットのご飯。同店のご飯は、『大米米穀店』が取り扱うお米から、その時に最もおいしいものを提供しています。

販売するときと同じくその日に使う分だけを精米し、電気圧力鍋で炊き上げているのだそう。ご飯は大盛、並、小の3つから選べたので、筆者は大盛をお願いしました。なお、白ご飯のほかに10食限定で玄米も選べますよ。

洋食屋キッチンパパのお代わり無料の白ご飯
画像:さとみ縁

白ご飯は何回でもおかわり無料! 「おかずと一緒に食べたいけど、ご飯が足らなくなったらどうしよう」という心配はいりません。

取材の日のご飯は、滋賀県産の『ミルキークイーン』の新米。もちもちの食感が特徴で、冷めてもおいしいお米です。お米のつぶがしっかりと立っていて、嚙めば嚙むほど甘みが出てきます。ハンバーグや海老フライとの相性もぴったりでした。

こだわりのご飯と洋食でお腹いっぱいになれる『洋食屋キッチンパパ』。ぜひ足を運んでみてくださいね!

【店舗詳細】
洋食屋キッチンパパ
住所:京都府京都市上京区姥ケ西町591
電話番号:075-441-4119
営業時間:11:00~(L.O.13:30)/17:30~(L.O.19:30) ※売り切れ次第終了
定休日:木曜・不定休

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文/さとみ縁

【画像】さとみ縁
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