整理収納アドバイザーが手放して良かった「洗面所のグッズ」

家族が毎日、身だしなみを整えるために使う“洗面所”。気がつけば、家族それぞれが使用するものでごった返している……なんてことありませんか？

今回は整理収納アドバイザーのみらいが洗面所まわりの見直しをした時に実際に手放して良かった物をご紹介します。みなさんもぜひご自宅の洗面所を思い浮かべながら読んでみて下さい。

1：多すぎる試供品

化粧品を買うと付いてくる試供品。とってもありがたいのですが、「旅行の時に使おう」「高いから人と会う前に使ってみよう」と溜まっていき、結局試供品だらけになっていませんか？

種類がありすぎると使い方が分からなかったり、いつもらったのか覚えていなかったりと、結局使いづらいのにもったいなくて捨てられないと負のスパイラルに……。

化粧品にも使用期限があります。試供品はもらい過ぎない、もらったら早めに使う、使わなかったらなぜ使わなかったのを考えてみる。そうすると試供品が家に溜まることは無くなりました。

もし家に試供品があるなら、いつもらった物か、いつ使うかを考えると手放せるものも出てくるのではないでしょうか。“いつか使う”より“今すぐ使う”に考え方をシフトしてみましょう！

「高かったから大事に使わなきゃ」「残りが少ないからここぞという時に使おう」と思ってなかなか減らない化粧品がありませんか？

化粧品には使用期限や使用量の目安があります。高いからと言って適量よりも少ない量で使用していたら期待している効果が得られません。それを知ってからは適量を使い、開封したら早めに使い切るように心がけました。

化粧品は毎年や季節ごとに新商品が出る、いわば流行物という一面も。新商品が出た時にすぐに購入できるよう、今ある化粧品を使い切ってはどうでしょうか？　化粧品を大事にしすぎることから卒業しましょう！

我が家でなぜか溜まっていったのが、粘着カーペットクリーナーやハンディワイパーなどのストック。なぜ使わないのか考えてみました。

すると、使うことをもったいなく感じ、使う頻度が低かったんです。しかし、お店で新しく見かけると、「いつか使うから」とまだストックが残っているにもかかわらず購入。そして、気づいたらストックだらけ……。

“使うのがもったいない”を“ストックがあるのに使わないなんてもったいない”へと気持ちを切り替え、そこから毎日のように使って徐々に減らしました。すると、掃除の習慣がついて家の中がキレイに！　

物を購入する時は、どのくらいの頻度で使っているのか、ストックはまだあるのかを確認してから買うようにしましょう。ストックは沢山あれば安心ですが、それが収納を圧迫しているのなら、どのくらいあれば安心か、なくなったらすぐに買える物かなどを考えて見直してみましょう。

「この汚れを落としたい」「子どもの服にはこの洗剤！」と思って購入した洗剤。しかし、いつまでも減らず、いつ買ったかも思い出せない……。そんな洗剤が我が家にもありました。

なぜそうなったのかを考えると、使う頻度が少なかったこと、使わなくてもなんとかなったことが原因。そして残りが少なくなると、いざという時のためにと少し残ったまま収納場所に残していた事実にハッとしました。

洗剤を使いかけで長期間保存すると洗浄力などが劣化する可能性があります。使っていない洗剤がないかチェックしてみましょう。

新商品が販売されていると、「これなら掃除がうまくできそう！」と意気込んで買った洗剤。何回か使い、そのうち使わなくなって数年……。そんな洗剤が何本もありました。

買ったはいいものの、さまざまな理由で使わなくなった洗剤たちが溜まってしまいますよね。

見直してからはなるべく使い切るように、まずは目につく場所に置くようにしました。それでも使わないなら思い切って手放した方がスッキリしましたよ。

“まとめ買いがお得”など、お得につられてついつい購入してしまった洗剤のストック。今、家にいくつあるか思い出せますか？　それを忘れるといつのまにかストックだらけに……。

そして、多すぎると一箇所では保管できず別の場所に置き、それを忘れてまた買ってしまう……なんてことも。

筆者の家には余分な収納スペースがなく、ストックがありすぎても収納場所に困るだけでした。シャンプーや洗剤などのストックはひとつ、なくなれば補充するといったサイクルで我が家は十分だと感じてからは“お得”につられて購入することはなくなりました。

洗面所自体も狭い空間なので、見直すことに長時間はかかりません。新生活が始まるこの時期に一度見直してみてはいかがでしょうか？　洗面所の片付けは効果を実感しやすいので、片付け初心者さんにもオススメですよ。

写真・文／みらい