子育て中、たくさんの悩みが出てきますよね。その中でも“歯磨き”は嫌がる子が多いのではないでしょうか? 寝る前の忙しい時間にぐずぐずされるとイライラしてしまいますよね。毎日のことだからなおさら!
そこで今回は、元保育士で2児の母であるライター・みらいが試して効果のあった歯磨き方法をお伝えします。
1:お気に入りの歯ブラシで歯磨き
「歯ブラシは消耗品なのでなるべく安いものを」と思って購入しがち。我が家でもそうでした。
ある時、子どもと歯ブラシを買いにいくと、「これがいい!」と自分で歯ブラシを選んだので購入。その日は「これ使いたい!」と自分で歯ブラシを選んで、進んで歯磨きをし始めました。いつもは嫌がる仕上げ磨きもばっちり! それから我が家では歯ブラシを買う時はなるべく子どもと一緒に行くようにしています。
もちろんいつも新品を使うわけにはいかないので、歯磨きを嫌がる時は歯ブラシを2本用意して「どっちがいい?」と聞いて子どもに選んでもらいます。そうするとスムーズにいくことが多いです。子ども自身が決めることによってイヤイヤ言っていたのが、嘘のように歯磨きできますよ。
2:歯磨きアプリを使う
ある時、歯医者にいくと歯磨きアプリの紹介をするポスターが貼ってありました。気になってその日から使ってみると、子ども達が自ら歯磨きをするように!
アプリには自分が歯磨きをする顔が映り、その周りに大好きなキャラクターが登場するものも。タイマーがセットされているものもあるので、子どもも俄然やる気アップ! 仕上げ磨きも子どもに画面を見ながら寝転んでもらうと、スムーズにすることができました。
我が家ではこのアプリブームが一年以上続いたのでかなり助かりました。子どもも親も楽しくできる、今の時代ならではの方法ですよね。
3:ママと競争!
仕上げ磨きで困るのが、子どもが集中してくれなかったり、口を大きく開けていてくれないこと。
そんな時は、「ママとどっちが口を大きく開けていられるか競争だよ」とママも大きく口を開けます。子どもも負けじとママの口を見て真似して開けてくれているのでその間に仕上げ磨きをすれば短時間で集中して磨けます。
“い”の口の時も「今度は“い〜”だよ、負けないよー」というと子どもも「いー」としてくれます。時間がない時にすぐできる裏技です!
4:〇〇になりきってアフレコ歯磨き!
最後にご紹介するのは、子どもがお気に入りの仕上げ磨きの方法! それは“ママがバイキンになりきってアフレコをする”という方法です。
よく歯ブラシになりきってバイキンをやっつける、というのはありますが、我が家ではバイキンになりきって声かけします。例えば子どもが仕上げ磨きを嫌がっていると……、
ママ「あ、口の中にバイキンがいる! バイキンさんがこう言っているよ」
ママ(バイキン)「どれどれ、今日はクッキーを食べたなぁ〜これはバイキンの好物だ、今日はここに家を建てよう」
ママ「だって、大変だ! どうしよう、バイキン一緒にやっつけようか」
と言うと、子どもが「バイキンいやだ。やっつけてやる〜」と大きく口を開けてくれます。
でも、どうしても動いてしまったりする時は……、
ママ(バイキン)
「口を開けただけだとバイキンは隠れてやっつけられないからな〜!」
「あ、足をバタバタさせてる、ヒッヒッヒッ、今のうちに家を作ろうかな〜」
「おしゃべりして歯磨きが上手くできてないな、今日はバイキン城が作れるな〜」
などなど、バイキンが有利になっている状況を話すと、“バイキンに負けたくない”という心理から歯磨きに協力的に!
子どもが大きく口を開けてくれなかったり、嫌がっていたりすると…
ママ(バイキン)「もっと嫌がっていいんだぞ〜、口を大きく開けないでくれよ〜、バイキンが住みやすくなるからな〜」
と言うと、子どもはそうはさせまいとバイキンの言ったことと反対のことを、自然とするようになっちゃうんです。
そして、歯磨きを素直にしてくれたら今度は、「口を大きく開けないでくれ〜、仲間がやられる〜」とバイキンがやられているアフレコをするとさらに歯磨きのやる気がアップ! 「ママ、バイキンさんの声やって〜」と自ら仕上げ磨きしたいと言ってくれるようになりました。
子どもの歯磨きに悩んでいるパパやママ、きっと歯磨きの時間が憂鬱ですよね。どれも今日から取り入れられる方法ですのでぜひお家で試して歯磨きを楽しい時間にしちゃいましょう。
関連記事: 元保育士ママが教える「子どもが進んで片付ける魔法の言葉掛け」
文/みらい
【画像】みらい
PIXTA(ピクスタ):Princess Anmitsu