子どもって「片付けしなさい!」って言っても素直に片付けてくれないですよね。ついイライラして怒ってしまい、自己嫌悪になり悩んでいるパパやママも多いのではないでしょうか?
今回は、元保育士で整理収納アドバイザーの筆者が、“子どもの片付けスイッチが入りやすい場面”を3つご紹介します。
1:クリスマスの前が片付けるチャンス!
12月、子どもとクリスマスのプレゼントを考えている時期ではないでしょうか? 実は今がおもちゃの片付けのチャンスなんです! 子どもに「サンタさんからこのおもちゃもらいたい!」といわれたら、こんな声かけをしてみましょう。
「じゃあプレゼントどこに置こうか? おもちゃがいっぱいあって置く所がないから、お片付けしよう!」
すると、子どもが急におもちゃを片付け始め……「ここに(プレゼントを)置く!」と行動し始めたんです! その後一緒におもちゃの断捨離をして、無事にサンタさんからのプレゼントをしまうスペースが出来ました。
いつもならなかなか進まない片付けもこれならスムーズに行きますね。ちょうど年末の大掃除の時期でもあるのでぜひ言葉掛けしてみて下さいね。
2:誕生日前にお部屋をスッキリできる声かけ
年に一回子どもが楽しみにしているお誕生日。お誕生日だから子どもに好きなものを買ってあげたいですよね。でも周りを見たらおもちゃだらけ……。「これ以上増やしていいの?」としまう場所がなくて困っているパパやママもいるのではないでしょか。
そんな時に、子どもからお誕生日のリクエストをされたらこう声かけしてみて下さい。
「お誕生日のプレゼントを置く場所がないから、お片付けしようか!」
そうすると、お片付けスイッチが入っておもちゃスペースがみるみるキレイになっていきます。
使っていないおもちゃがあるのも勿体無いので、こういった機会におもちゃのデトックスをしてお気に入りのおもちゃだけにしてみてはいかがでしょうか? お部屋もスッキリして新しいおもちゃを迎えることが出来ますね。
3:おもちゃをねだられた……買う?片付ける?
おでかけすると、ガチャガチャやお店のおまけなど、子どもが欲しがる小さなおもちゃ。しかししばらくすると飽きていつの間にか溜まってしまうことも……。我が家でもついこのくらいなら、と思って買ってしまうことがあります。そんなとき、その場では買わずこういう風に声かけしてみました。
「おもちゃ置くところがないからおウチのおもちゃ片付けたら買おう」
そう言い、その場は泣き叫んでも我慢! そして家に帰ったら「今度あのおもちゃが買えるようにお片付けしようね」と言うと、進んでおもちゃの断捨離を開始!
かなりの量のおもちゃを手放せました。そして、次におもちゃが欲しいと言ったら「この間片付けたからいいよ」と親も約束を守ってあげることが大事です。
おもちゃの片付けが進む魔法の言葉掛け、いかがでしたでしょうか? クリスマスやお誕生日など必ず年に一度はあるイベント。そんな時こそ子どもの片付けスイッチが入る言葉掛けをしてお部屋をスッキリさせてみましょう。子どももママもハッピーなイベントになりますよ。
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写真・文/みらい