フォトウェディングとは、結婚式を挙げずに、写真撮影だけを行う結婚式のスタイルのひとつ。撮影場所はチャペルや、二人の思い出の場所など、美しいロケーションをバックに個性豊かな写真を残せるのが特徴です。
京都で結婚式を挙げるなら、ウエディングドレスだけでなく、和装もチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
日本の伝統的な婚礼衣装
日本の伝統的な婚礼衣装で女性が着るものといえば“白無垢”でしょう。鎌倉・室町時代から着られている婚礼衣裳のひとつで、最も格式の高い婚礼衣裳とされています。
真っ白で、布地に地模様があるものや、衿や袖に赤色の裏地が付いたものがあります。
そして花嫁さんといえば写真のような“色打掛”姿も素敵ですね。こちらは挙式では身に着けず、披露宴で着る着物です。縁起の良い図柄や、華やかな刺繍が目を引きます。
かわいい白無垢が欲しい!
「伝統的な和の婚礼衣装も素敵ですが、現代の感覚でトレンドのカラーや柄を取り入れたいお客さまの声をカタチにしました」。そう話すのは、婚礼衣装の製造卸を行う株式会社WISHの代表取締役・安平啓人さん。
安平さんが家業に携わるようになったのは2020年ごろから。もとはウェブ関連の仕事をしていましたが、コロナの感染拡大に伴い転職。父親が1997年に設立した和装製造メーカー『織匠やすひら』の専属営業会社で和装業界の門を叩きました。
結婚式の考え方も多様性を広げる中で“フォトウェディング”に支持が集まり、伝統的な織の技術やデザインはそのままに、“パーソナルカラーやトレンドカラー”を取り入れた白無垢や小物がまだ少ないことに気づきます。
「和装業界としては新参者だからこそ、色んなアイデアを着物に活かすことができます。最初は営業先や周りからチクリと言われたこともあったんですけどね…」と安平さん。
着物や小物のコーディネイトやどんなテキスタイルを使うかは、20~30代に人気のファッションデザイナーやスタイリストと打ち合わせを重ねて決めていきます。現代の感覚を取り入れた白無垢を毎シーズン発表していますので、あなたのお気に入りの衣装に出会えるはず!
着物の生地には化学繊維を使うこともありますが、図案の考案、手染め、絹糸を製織する技術は、日本の伝統技術です。フォトウェディングはこのような技術を後世に残していく一つの手段になっていると言えるでしょう。
これから結婚を考えている方、ソロ婚(ひとり結婚式)をやってみたい方、和の婚礼衣装で写真を撮ってみたい方……フォトウェディングは、お近くのフォトスタジオやブライダル会社にご相談されるのがおすすめです。
今回ご紹介したWISHの白無垢はInstagram(@orisho_yasuhira1997) でチェックしてみてくださいね。
【会社詳細】
株式会社WISH
住所:京都府京都市左京区下鴨東本町25 ワールドダックビル 2階
電話番号:075-748-1870
営業時間:9:00~18:00
定休日:土曜・日曜・祝日
※休業日のご来店の希望はお問合せ下さい。
取材・文/きょうとくらす編集部
【画像・参考】株式会社WISH
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