cafe ユニコ 内観
パン

買えるのは土曜日だけ! 人気パン屋が手がける本に囲まれたベーカリー【京都市左京区】

日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。

連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで200店舗近いパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんをご紹介します。

さて、今回紹介するのは、右京区で人気のパン屋さんの姉妹店で土曜日のみ営業されているベーカリーカフェです。

土曜日のみ営業の行列ができるベーカリーカフェ

お店の外観
画像:みやこ

市バス・錦林車庫前バス停から徒歩4分、鹿ヶ谷通沿いにあるベーカリーカフェ『タローベーカリーユニコ』。右京区の人気ベーカリー『タローベーカリー』の姉妹店です。

お店の看板
画像:みやこ

こちらのお店は、かわいらしいイラストが描かれた看板が目印で、なんとカフェがオープンするのは週末の土曜日だけ! 土曜日の営業を心待ちにする常連客も多く、行列ができることもある人気店です。

掲示板には寺子屋の情報が張り出されています。
画像:みやこ

日曜日・月曜日・木曜日には『寺子屋ユニコ』として、カフェから一転して学びの場に。京大生が講師を務める個別指導の学習塾が開かれています。

木と本に囲まれた温かみのある店内

木と本に囲まれた店内
画像:みやこ

店内は木の温もりに包まれ、本棚にはたくさんの本がずらりと並んでいます。まるで隠れ家のような心地よい空間です。

『cafe ユニコ』の店内棚に並ぶパン
画像:みやこ

種類は多くはないですが、こだわりの詰まった魅力的なパンが並んでいます。

本棚に並んだ本
画像:みやこ

店内の木製の棚には、ジャンルを問わずさまざまな本が並んでおり、文学からエッセイ、漫画まで幅広く揃えられています。パンを楽しみながら、本を手に取ってゆったりとした時間を過ごすことができるのも、このカフェの大きな魅力ですね。

カフェスペース
画像:みやこ

窓際に設けられたカフェスペースも、木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気です。柔らかな自然光が差し込み、外の景色を眺めながら、ゆったりとした時間が過ごせます。

おすすめのパンをご紹介

おすすめのパン3種
画像:みやこ

どのパンも魅力的で迷いましたが、今回は筆者が特におすすめしたい3種類をご紹介します。

(1)宇治抹茶ミルクフランス

『宇治まっ茶ミルクフランス』(270円)
画像:タローベーカリーユニコ

『宇治抹茶ミルクフランス』(270円)は、宇治の『播磨園』の抹茶をぜいたくに使ったミルククリームをフランスパンにサンドしたパン。

抹茶特有のほろ苦さと、ほんのり甘いミルククリームが絶妙に調和し、小麦の風味豊かなフランスパンとの相性も抜群です。フランスパンはモッチリとした食感で、一口いただくごとに満足感が広がります。

(2)チーズフォカッチャ

『チーズフォカッチャ』(230円)
画像:タローベーカリーユニコ

『チーズフォカッチャ』(230円)は、ナチュラルチーズを包み込んだフォカッチャに、ローズマリーをトッピングした香り豊かなパン。

ナチュラルチーズの塩気とコクが口いっぱいに広がり、ローズマリーのほのかな苦味がアクセントとなり、全体を引き締めてくれます。噛むたびに風味が深まる、クセになるおいしさですよ。

(3)じゃがいもチーズナン

『じゃがいもチーズナン』(290円)
画像:みやこ

『じゃがいもチーズナン』(290円)は、じゃがいもとチーズをたっぷり挟み、ナンのように薄く伸ばして焼き上げたパンです。

名前に“チーズナン”とありますが、実際にはナンではなくオリジナルのパン。さらに、中にはコーンも入っており、シャキシャキとした食感がアクセントになっています。ハーブソルトの絶妙な塩気が全体の味を引き締め、クセになる味わいに仕上がっています。

今回ご紹介したパンは、どれもオリジナリティにあふれ、素材へのこだわりが感じられるパンばかり。テイクアウトももちろんですが、おいしいパンを楽しみながら、温かみのあるカフェの空間で特別なひとときを過ごすのも格別ですよ。

週に一度、土曜日だけしか味わえないベーカリーカフェへみなさんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

【店舗詳細】
タローベーカリーユニコ
住所:京都府京都市左京区浄土寺下南田町1
電話番号:075-286-4331
営業時間:12:00~18:00
定休日:日曜日〜金曜日 ※土曜日のみ営業

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取材・文/みやこ

【画像】みやこ
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