愛され続けた歴史ある店から話題の新店まで数多くの飲食店が立ち並ぶ京都。せっかくランチをするならおいしいお店で“外食の幸福感”を存分に味わいたいですよね。
そこで、京都のローカル放送局・KBS京都の社員に「ぜひ一度は食べてほしい京都の名中華店を教えて」とアンケートを取りました。その結果、名前の挙がったお店をご紹介します。
今回は、地元の人御用達の町中華『東北家』(京都市左京区)を訪れました。
地元で愛され続けるお店
京都市営地下鉄・東山駅から徒歩約2分ほどの場所にある中華料理『東北家』。黄色いテントに赤の文字を見ると、一気に中華の口になりますよね。
地元の人はもちろん、学生や観光客からも人気があり、休日は地元の人が予約して訪れるのでほぼ満席になることが多いそう。
『東北家』の営業時間は夜17時から深夜2時まで。深夜は、お店で働いてる人が食べにくるそうで、午前1時に予約の電話が入ることも。「食べたい」と言ってくれる人がいるなら、料理を出そうと深夜営業しているそうです。
提灯が本場中国の雰囲気を醸し出す入り口に、メニューが掲示されてます。町中華がどんどん増えている京都でも、これほど本場のような佇まいは珍しく、期待感が高まります。
お店に入ると、店主夫婦が笑顔で出迎えてくれました。中国の東北地方出身で、中国のホテルで修業した後、京都の中華の名店で働き『東北家』をオープンさせました。豊富な経歴を持ち、今でも夫婦の会話は中国語という本場感たっぷりのお店です。
店内にはメニューの写真も掲示されているので、初めて耳にするような料理でもチョイスしやすいように配慮されています。
店内はテーブル席が6つあり、どれも4~6人用。大人数でワイワイとテーブルを囲むことができて、まさに“町中華”の雰囲気です。
辛さをリクエストできる麻婆豆腐
ピリ辛の『麻婆豆腐』(935円)は、しっかり辛さがありますが、しびれるほどではないのでパクパクいただけます。辛さは、オーダー時にリクエストできるそうで、常連さんの中には「激辛で!」とリクエストする人もいるとか。辛い物好きの方は是非”激辛麻婆豆腐”にも挑戦してみてくださいね。
そして、筆者イチオシの『花巻』(220円)。初めて聞きましたが、中華の蒸しパンのことなんだそう。分かりやすくいうと豚まんの皮で、これが本当においしいんです……♡ 麻婆豆腐のタレに付けて食べると絶品ですよ。
これぞ職人技! 完璧な仕上がりの炒飯
『五目炒飯』(770円)は、優しい味ながらもしっかりと味がついていて、パラパラの職人技が詰まった一品です。同店のセットメニューでも炒飯は人気があるそう。
にんにくタレで食べる餃子
『羽根つき餃子』(550円)はカリカリで、焼き加減が絶妙! そして意外だったのが、ニンニクが入ってないんです。本場中国の餃子は、ニンニクを使わず、タレにすりおろしニンニクを入れて食べるのだそう。この食べ方が、ハマります!
中国料理調理師の最高位である特級厨師の資格をもつ料理人の技で、地元の人から愛される『東北家』。家庭料理から高級料理まで、豊富なメニューが揃っています。本場の味が食べたくなったらぜひ訪れてみてくださいね!
【店舗詳細】
東北家
住所:京都市左京区東山三条上る南門前町536-5 長谷川ビル1階
電話番号:075-744-1998
営業時間:17:00~2:00(L.O.1:00)
定休日:月曜日
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文/ミヤザキカレンダー
【画像】ミヤザキカレンダー
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