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ランナー「太田 美紀子さん」の人生哲学を谷口キヨコが紐解く!【京都市】

KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。

2024年10月19日(土)の放送では、ランナー・太田 美紀子さんに話を伺いました。

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Profile:ランナー・太田 美紀子さん

画像:KBS京都『谷口流々』

今回ご紹介する太田美紀子さんは、30歳でマラソンに取り組み始め、2016年にポルトガルで開催されたトレイル世界選手権の日本代表に選出されました。

中学時代は卓球部でしたが、高校、大学ではスポーツとは無縁の生活を送っていました。
マラソンとの出会いは、29歳。職場の先輩の応援で秋田のウルトラマラソンを見に行き、懸命に走る姿、泣きながらゴールする姿に感動してランニングを始めました。

初のマラソンは島根県沖島マラソン(約50㎞)を6時間30分で完走し、沿道の声援はものすごく力になりました。はじめてのフルマラソン、100キロマラソンと様々な距離のロードレースに参戦し、走り始めて3年、徐々にタイムは縮まりオリンピック代表候補選考レースである「国際女子マラソン」の出場権獲得を目指しました。

出場規定が大阪3時間15分以内、東京3時間30分以内でした。意識した事は、常に地道にコツコツとやっていけば自分の力になっていくと信じる事です。
翌年2008年に東京国際女子マラソンの参加資格を獲得し、現在までに合計30回以上出場しベストは大阪国際マラソンの2時間44分53秒でした。2023年の京都マラソンでは優勝しました。
2008年には初めて、サロマ湖100キロウルトラマラソンを9時間44分で、市民ランナーとしてステータスで”サブテン”を達成しました。

現在も所属しているチーム「京都炭山修行走」の監督に日本代表を狙えると言われるとその気になり、月間500キロ以上の走り込みを行いました。
2010年には。日本代表選考会のサロマ湖100キロマラソンに出場し、8時間37分で完走し陸上連盟の部で6位入賞することができました。

その成績が評価され、11月に行われたジブラルタル大会で日本代表の座を勝ち取りました。
その後、6度日本代表として出場しましたが、2021年にケガをしました。周りに置いて行かれる焦りはありましたが、周りの選手たちの励ましで頑張りをみて前を向くことができました。

マラソンとは、自分の人生を豊かにするものです。達成感は何も変えられないと考えています。

     

文/KBS京都

【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2024年10月19日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。