日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。

連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで200店舗近いパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんをご紹介します。
さて、今回ご紹介するのは、大きなキリンの絵が目印。溶岩窯で焼き上げるどこか懐かしい雰囲気のパン屋さんです。
大きなキリンがお出迎え! 河原町からもすぐのパン屋さん

阪急京都線・京都河原町駅から徒歩約6分、御幸町交差点の南東角っこにある、大きなキリンのイラストが目印の『汎洛(ぱんらく)』。一度見たら忘れられない、インパクトのある外観ですよね。

“あったかほんわか石窯ぱん”と書かれた看板は、その名前の通り、なんだか温かい気持ちになれるパンに出会えそうな予感がしますね。河原町エリアからも近いので、お買い物のついでにも立ち寄りやすいですよ。
木の温もりと溶岩窯、懐かしさあふれる店内

お店の中へ入ると、木の温もりが感じられる昔ながらのパン屋さんといった雰囲気。中央には大きな陳列台がなく通路が広めなので、ベビーカーや子どもと一緒でも選びやすそう◎

惣菜パンや菓子パン、食パンなど、たくさんの種類のパンがずらりと並んでいます。早朝から営業されていることもあり、地元の方だけでなく観光客の方も多く訪れるそうで、パンの焼き上がりと入れ替わりが早いのも特徴。
パンは少し小ぶりなサイズ感のものが多いですが、その分お値段がお手頃なのが嬉しいポイント。ついつい色々な種類を試したくなってしまいます。

そして、お店の奥には立派な溶岩窯が! 溶岩石から出る遠赤外線の力で、パンの水分を保ちながら高温で一気に焼き上げるそうです。このような仕組みで同店のパンは、ふっくら、もっちりとした食感に仕上がるんですね。どこか懐かしい優しい味わいは、この溶岩窯のおかげなのかもしれません。
おすすめのパンをご紹介

今回は種類豊富なパンの中から、家族みんなで楽しめる3種類をピックアップしてご紹介します。
(1)りんごクリームパン

『りんごクリームパン』(200円)は、つやつやとした丸いパンの中に、カスタードとりんごの甘煮がたっぷり詰まったパンです。
ふわっと柔らかなパン生地と、シャキッとしたりんごの食感、そしてとろりとしたカスタードのハーモニーがたまりません。どこか懐かしくて、ほっとする味わいは、子どもから大人までみんなに愛されること間違いなしですよ。
(2)カスタードモーン

『カスタードモーン』(210円)は、花びらのようにかわいい形のデニッシュ生地に、なめらかなカスタードクリームが入ったパンです。
サクッとしたデニッシュ生地と、濃厚ながらも優しい甘さのカスタードの組み合わせが絶妙。見た目も華やかで、おやつタイムが楽しくなりそうですね。
(3)モンティクリストサンド

『モンティクリストサンド』(250円)は、朝食やブランチにもおすすめなパンです。
食パンにハムとチーズをサンドし、卵液に浸してバターでこんがりと焼き上げた、フレンチトーストのような甘じょっぱさが特徴。バターの香ばしさとチーズの塩気、ハムの旨味、そして卵液の優しい甘さが絶妙にマッチ。
少し温め直していただくと、チーズがとろけてさらにおいしくなりますよ。ちょっぴりぜいたくな気分になれる、満足感のある一品です。
店舗詳細
汎洛(パンラク)
住所:京都府京都市下京区高辻通御幸町東入桝屋町482
電話番号:075-344-2378
営業時間:8:00~19:00
定休日:日曜日、祝日
ライター・みやこのひとこと
大きなキリンの絵が目印の『汎洛』は、溶岩窯で焼き上げるふっくらおいしいパンが、お手頃価格で楽しめる素敵なパン屋さんでした。懐かしい雰囲気のパンは、家族みんなを笑顔にしてくれるはず。
河原町からも近いので、ぜひ気軽に立ち寄って、お気に入りのパンを見つけてみてはいかがでしょうか。
関連記事:始まりは手作り市! 地元で愛されてオープンしたパン屋さん【京都市下京区】取材・写真・文/みやこ
※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。