京都の食文化を語るとき、欠かせないのが“洋食”の存在。特にオムライスはとても人気で、老舗の味から町家カフェの創作系まで、大人から子どもまで虜にする一皿が京都にはたくさんあります。
そこで今回は、炊飯器で手軽に作れるチキンライスに、こだわり卵を使ったふわとろオムレツを合わせた、忙しい日でも満足できる京風オムライスをご紹介! 炊飯器で作るから失敗知らず。料理好きで2児の母である筆者が試行錯誤の末に完成させた、家庭で楽しむこだわりの一皿をぜひお試しください。
お米に芯が残らないためのポイント

チキンライスの調理は炊飯器にお任せですが、以下のポイントに注意すると、失敗なく上手に作ることができますよ◎
- 米の浸水をしっかり行う。目安は夏場は30分、冬場は1時間程度。
- ケチャップなどの調味料は混ぜすぎない。
- 具材の大きさと量に注意。具材が大きすぎると加熱ムラが起きて炊飯に支障が出ます。
- 炊飯後、全体をよく混ぜてほぐし、10~15分蒸らしてください。
- 水加減はトマトケチャップや野菜には水分が多いめ、炊飯器に加える水は通常の2合ラインから大さじ1~2ほど減らすのが基本。
今回使用するのは大原のふれあい朝市で購入した「とり幸」の卵!

『とり幸』の卵(260円)は、地元の自然豊かな環境で育てられた鶏から産まれたもので、その新鮮さと品質の高さが魅力です。
材料(4人分)
米・・・2合
玉ねぎ・・・1/2個
鶏もも肉(またはウインナー)・・・1/2枚(100〜150g)
バター(仕上げ用)・・・10g
白ワイン(または酒)・・・大さじ1
ケチャップ・・・大さじ5
メープルシロップ・・・大さじ1
ウスターソース・・・大さじ1
しょうゆ・・・小さじ1
コンソメ(顆粒)・・・小さじ2
塩・こしょう・・・少々
【オムレツ】
卵・・・12個 (オムレツ1つにつき3個)
しろだし・・・大さじ1
塩・・・少々
バター・・・5g(1回につき)
油・・・少々
作り方
チキンライス

(1)米を研いで炊飯釜に入れ、水を2合の目盛のすぐ下まで加える。
(2)具材と調味料をすべて加えて軽く混ぜる。
(3)通常モードで炊飯し、炊き上がったら全体をよく混ぜる。
オムレツ

(1)ボウルにオムレツの材料をすべて入れ、よく混ぜる。
(2)フライパンを弱火で熱してバターを溶かす。
(3)混ぜ合わせた卵液を流し入れる。
(4)フライパンを軽く揺すりながら、時折箸でかき混ぜて半熟にし、端に寄せて形を整える。
(5)この手順を作りたいオムライスの数分、今回なら計4回繰り返す。
仕上げ

(1)器にチキンライスを盛り、その上にオムレツをのせる。
(3)お好みでデミグラスソースをかけて完成!
家庭で味わうちょっとぜいたくなオムライス

良質な水や豊かな自然環境に育まれる京都のこだわり卵は、ふんわりとした食感と深い味わいが特徴です。そんな卵を使ったオムライスは、家庭の定番を一歩上のごちそうに変えてくれます。
ライター・ミヤザキカレンダーのひとこと

大原の朝は、時間がゆっくり流れているよう。少し早起きして行く大原の朝市は、地元の恵みと人のあたたかさに出会える場所です。ぜひ、訪れてみてくださいね。
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【画像】ミヤザキカレンダー
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