冬の始まりを感じるころになると、湯気の立つあたたかい料理が恋しくなりますよね。
そんな季節に楽しみたいのが、“おだし”をしっかり味わえるおでん。京の老舗の寿司揚げを使った具に加えて、子どもが好きなウインナーやたまご、水餃子など、煮込み時間が少なくてもおいしく仕上がる具材をそろえました。短時間で作れて、家族みんなで楽しめる手軽なおでんをご紹介します。
だしが染みる京あげが主役のおでん
今回使用したのは『藤野豆腐』の寿司揚げ。外はぱりぱり、中はふわふわで香ばしく肉厚の油揚げは、おでん出汁がしっかり染み込んでおいしいです♡

おだしは、『うね乃』の『おだしのバック じん(赤)』を使用。こちらは、いわし・さば・昆布・椎茸をブレンドし、アミノ酸・化学調味料・保存料・香料・着色料などを一切使わずに仕上げてるそう。脂肪分の少ない魚を厳選して使用してるので、香がよくおでんの具材との相性もいいです。
おいしい出汁&保存するポイント
- だしパックにひとかけの昆布を加えると、より一層うまみ豊かなおだしに仕上がります。また、塩をひとつまみ加えると、まろやかさが増して味わいがぐっと深まります
- 作り置きする場合は、まず荒熱を取ってから容器に移すようにしましょう。冷蔵で2~3日、冷凍で約1カ月ほど保存できます。
材料
【おだし】
- おだしパック… 1袋
- 昆布…ひとかけ
- 水…1500ml
- 醤油… 大さじ1
- 薄口醤油… 大さじ3
- みりん… 大さじ3
- 塩… 小さじ1
【具材】
- 寿司揚げ… 8枚
- 九条葱…3本
- 生姜… ひとかけ
- カマンベールチーズ… 4個
- ミニトマト… 10個(巾着用4個、そのままおでんに入れるよう6個)
- たまご… 人数分。好きなだけ
- ウインナー… 好きなだけ
- ひろうす… 1袋(適量)
- 水餃子(冷凍)… 好きなだけ
作り方
(1)油揚げの下準備をする
まずは油揚げから作業を始めます。油揚げは半分に切り、袋状に開きます。開きやすくするために、まな板の上で表面を箸でコロコロと転がしておくのがポイントです。油が気になる場合は、切る前に熱湯をかけて油抜きをしておくと、仕上がりがよりすっきりします。
(2)具材を切る
九条ねぎはざっくりと1cm幅に、生姜は細めの千切りに。切り方や量はお好みで調整してください。ねぎのやさしい香りと生姜のきりっとした風味が、冷え込む季節にふわりと立ち上がる心地よいアクセントになります。トマトは半分に切り、カマンベールチーズは1/8に切っておきます。
(3)具材を油揚げに詰める

刻んだ九条ねぎと生姜を油揚げの中に詰めていきます。油揚げは思った以上に伸びるので、ねぎをたっぷり入れても大丈夫。ふっくらと仕上がり、おだしもしっかり染み込みます。

トマトとカマンベールチーズも同様に詰め、最後につまようじで止めましょう。
(4)おだしを煮出す
鍋に水を入れ、おだしパックと昆布を加えます。沸騰したら中火に落とし、5分ほど煮出して旨みを引き出します。昆布は煮出しすぎると風味が強くなりがちですが、時間を守るとバランスよく仕上がります。
(5)調味料を加える
おだしがとれたら、おだしパックと昆布を取り出し、醤油・薄口醤油・みりん・塩を加えます。京都らしいすっきりとした味わいに整えていくので、味見をしながらお好みの加減に調整してください。
(6)具材を煮る

調味したおだしに、準備しておいた油揚げやウインナー、玉子、ひろうすなどの具材を加えます。火加減は弱めの中火にし、20分ほどコトコトと静かに煮含めていきます。

短い煮込み時間でも、おだしがじんわりと染み込み、やさしい味わいに仕上がります。温かいうちにどうぞ。
ライター・ミヤザキカレンダーのひとこと

寒くなると、おだしの香りが恋しくなりますね。京の老舗の油揚げや子どもが喜ぶ具材をそろえたおでんは、短時間でしっかり味が染み込み、心も体もほっと温まるひと皿です。だしパックと昆布で手軽に作れる、冬の食卓にぴったりの一品として、ぜひお家で試してみてください。
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【画像】ミヤザキカレンダー
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