キャンプとワインで生産者をつなげる「ワインソムリエ」

KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。

2024年4月6日（土）の放送では、ワインソムリエ・ANNAさんに話を伺いました。

Profile：ワインソムリエ・ANNAさん

今回ご紹介するANNAさんは、ワインショップ『Cave de la foret CAMPWINe』の店主。

ワインソムリエの資格を持っており、キャンプで楽しめるライトなワインなどをSNSで発信しています。

お店では、小規模生産者の日本ワインや海外でセレクトした流通の少ないワインを種類豊富に展開。

ANNAさんの今イチオシのワインが新潟県のワイナリー『カーブドッチワイナリー』のオレンジワイン。白ワインのブドウ品種を赤ワインの醸造法で果皮のニュアンスをしっかりと出したものです。

柑橘系のスッキリとした香りとさっぱりした味わいが特徴。朝に飲めるほどすっきりとしたワインです。

表現すること

ANNAさんは、お店のすぐ近く、京都の壬生出身。

小さいときからデザイナーになりたい夢があり、高校卒業後は服飾専門学校に入学。しかし目指している中で、スタイリストの道に進もうと決意します。

しかし、磨かれたセンスのある人々に囲まれ今後の道に悩んでいったというANNAさん。「これを一生続けられるのかな」と不安が生まれるようになります。

学校のモデルとしても活動しながら、進路に悩んでいた中「スタイリストは歳をとってからでもできるが、モデルはいましかできない」と先生の助言もあり、卒業後は5年間モデルとしての活動を始めました。

ワインソムリエとの出会い

モデルの仕事をしながら夜はバーで働いたANNAさんは、気が付くとワインの虜に。ワインの知識がある人の話を聞いてるうちに、どんどん興味を持つようになります。

モデルを辞めてレストランで働いていたとき、仕事仲間から「いつソムリエの資格を取るの？」「ワインソムリエにならないの？」とたびたび言われていたそう。

その後、周りからの後押しもあり、29歳の時にワインソムリエの資格を取得。

1つのレストランだけは知識を深められないと考えたANNAさんは、価格帯の異なるワインを取り扱う計5店舗で同時に働き始めました。

日本ワインが好きだったこともあり、生産者さんのこだわりを聞きたくなったANNAさん。

当時キャンプにも同時にハマり出したため、生産者さんの元に直接行ってワインを調達し、現地でワインを飲みながらキャンプを楽しんでいたそうです。

キャンプ×ワイン

コロナ禍に入りお店でお酒が飲めなくなり始めたころ、ANNAさんはお気に入りのワインをSNSで発信し始めます。

これまで出会った生産者さんをつなぐきっかけになるのではと考え、2022年9月に『Cave de la foret CAMPWINe』をオープン。

今後の目標として、「お店で取り扱う種類をもっと増やして、事業を拡大していきたい」と話します。

ANNAさんを表すことば

今回の“ANNAさんを表すことば”は、『追いつき 追い越し』です。

もっとキャンプ×ワインの新しいジャンルを広めていってほしいですね！

【詳細情報】
Cave de la foret CAMPWINe
住所：京都府京都市中京区壬生相合町67-1 UN201 2階
定休日：不定休

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文／sumire

【画像・参考】谷口流々（毎週土曜日9:30～10:00） – KBS京都
※この記事は、2024年4月6日（土）放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。