風鈴寺
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夏の日帰りドライブに! 風鈴まつりと抹茶を堪能できるカフェ【宇治田原町】

古都として知られ、長い歴史と文化的な重要性を持つ、京都。長きにわたって日本の文化の中心地として栄えた京都にはたくさんの風物詩があります。

京都の風物詩をご紹介する『きょうとの風物詩とくらす』。

今回は、“正寿院の風鈴まつり”と、あわせて立ち寄りたい『お茶の郷木谷山』をご紹介します。

正寿院とは?

正寿院
画像:正寿院

約800年前に医王教寺の塔頭寺院として創建された高野山真言宗 慈眼山『正寿院(しょうじゅいん)』。宇治の市街地から離れたところにありますが、土曜と休日はJR宇治駅と京阪宇治駅からのバスも期間限定で運行しています。
※2024年4月6日(土)~12月8日(日)限定

御本尊の『十一面観音』(鎌倉時代~後期 町指定文化財)は秘仏であり、50年に1度開帳されるそう。また、鎌倉時代に活躍した日本を代表する仏師の1人である快慶作の『不動明王坐像』(国指定重要文化財)を有しています。

また、SNSなどでは“映えるお寺”として大変有名! 客殿にあるカラフルな天井画や、“猪目窓(いのめまど)”といわれるハート型の窓の写真を見たことがある方も多いのではないでしょうか。

(1)ハート型の窓から四季を感じる「猪目窓」

猪目 斜めカット
画像:きょうとくらす編集部

猪目とは、ハート型に類似している日本伝統文様の一つです。西欧起源のハート型が日本に入ってくるずっと昔からお寺や神社などの建築装飾として使用されており、「災いを除き、福を招く」という意味が込められています。

猪目
画像:きょうとくらす編集部

春の桜や夏の新緑、秋の紅葉や冬の雪など、この窓を通して四季の移ろいを五感で感じることができます。

(2)160枚にも及ぶ美しい絵からなる「天井画」

本堂内陣天井画の復興 天井画
画像:きょうとくらす編集部

天井画は300年前に描かれた本堂内陣天井画の復興として制作されたもので、その数なんと160枚にもなるそう。花と日本の風景をテーマに描かれています。

則天の間
画像:きょうとくらす編集部

“則天の間”と名付けられたこの客殿では、自然に身を委ねて風、鳥のさえずりなど自然の音を聞くことができます。ゆったりと流れる時間の中でお気に入りの天井画を探すのも楽しいですよ♡

正寿院の風鈴まつり

風鈴寺
画像:きょうとくらす編集部

また、そんな猪目窓や天井画で有名な『正寿院』ですが、夏期には境内に2,000個を超える風鈴が吊られる『風鈴まつり』が開催されることから“風鈴寺”とも呼ばれています。今年の開期は2024年6月1日(土)から9月30日(月)。

『正寿院』がある宇治田原町は、京都市内と比べると気温が低く涼しい傾向にあります。そこで、「気温だけではなく風鈴を置くことにより、人間の五感で涼しさを感じてもらいたい」との思いから風鈴を飾るようになったそう。

また、それに加えて風鈴には厄除けの意があり、御本尊である観音様の厄除けのためという理由もあります。

全国47都道府県のご当地風鈴
画像:きょうとくらす編集部

全国47都道府県のご当地風鈴や……、

花風鈴小径
画像:きょうとくらす編集部

正寿院オリジナルの季節の花をモチーフとした風鈴が並ぶ“花風鈴小径”などさまざまな風鈴が勢揃い。6月~7月上旬は紫陽花、7月上旬~8月はひまわり、9月~はコスモスの花風鈴が登場します。

風鈴の絵付け体験も♡

風鈴の絵付け体験
画像:きょうとくらす編集部

正寿院の見どころは他にも! 実は風鈴の絵付け体験や、数珠づくり、写経や写仏なども実施しているんです◎ 見て、感じるだけでなく、体験を通して旅の思い出を深めることができますので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。

【詳細情報】
正寿院
住所:京都府綴喜郡宇治田原町奥山田川上149
電話番号:0774-88-3601
拝観時間:9:00~16:30
風鈴まつり開催期間:2024年6月1日(土)から9月30日(月)
※8月17日のみ拝観中止 ※混雑時は入場規制あり

一緒に立ち寄りたい「お茶の郷 木谷山」

お茶の郷 木谷山 外観
画像:きょうとくらす編集部

正寿院から車を数分走らせたところには『お茶の郷 木谷山』があります。煎茶発祥の地、京都宇治田原町で1861年に創業した『木谷製茶場』が手掛けるお茶の販売所兼カフェです。

お茶の郷 木谷山 陳列棚
画像:きょうとくらす編集部

店内にはバリエーション豊富なお茶が並びます。どれにしようか悩んだら、スタッフの方に相談すると笑顔でどんなお茶かを教えてくれますよ♡

お茶の郷 木谷山 イートイン
画像:きょうとくらす編集部

イートインでは店内スペースと……

お茶の郷 木谷山 外のイートイン
画像:きょうとくらす編集部

ワンちゃんもOKなテラス席があります。

抹茶パフェ
画像:きょうとくらす編集部

『抹茶パフェ』(800円)は、『木谷製茶場』の抹茶カステラを使用。風味豊かな抹茶ソフトに、甘い餡が旅の疲れを癒してくれます。トッピングのもちもち白玉や、底の方にはバニラアイスやコーンフレークも入っていて食べ応え抜群です!

抹茶セット
画像:きょうとくらす編集部

『抹茶セット』(650円)はお抹茶と茶団子2串がついたセット。お茶請けは茶団子または焼きショコラ(抹茶またはほうじ茶)からチョイスできます。

茶団子は上級抹茶『鵬雲』をぜいたくに使用。着色料不使用なのに濃い色味をしています。いただくと、抹茶の苦味は控えめで優しい甘さが絶品。子どもでも食べやすいお味でした。茶団子は店頭でも販売されているのでお土産にもおすすめです♡

【詳細情報】
お茶の郷 木谷山
住所:京都府綴喜郡宇治田原町岩山休場8
電話番号:0774-88-2218
営業時間:10:00~17:00(L.O.16:45)
定休日:水曜日

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取材・文/きょうとくらす編集部

【画像】正寿院/きょうとくらす編集部
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※この記事は2024年7月30日(火)に再配信しています。