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災害を疑似体験! 親子で訪れたい「防災対策を学べるスポット」【京都市南区】

子育て中のパパ・ママのお悩みとして多いのが、“週末どこに行こうか”問題。まだまだ暑い日が続いている中で、できれば涼しく、子どもの学びになるような場所を訪れたいですよね。

そこで今回は『京都市市民防災センター』をご紹介! 地震や台風の発生で防災意識が高まる今、親子で訪れておきたいスポットです。

「京都市市民防災センター」とは?

京都市市民防災センター
画像:きょうとくらす編集部

近鉄線十条駅から徒歩約8分の場所に位置する『京都市市民防災センター』。地震や台風など起こりうるさまざまな災害を、見て・聴いて・触れて・感じて、学ぶことができる施設です。

能登半島地震についてのパネル
画像:きょうとくらす編集部

館内には、過去のさまざまな災害の概要や被害の大きさを学ぶことができるパネル展示や……、

防災グッズ
画像:きょうとくらす編集部

災害時に備えておくべき避難アイテムなど、災害について知っておくべきことが展示されています。

また、館内には授乳室やおむつ替えシートが設置されており、ベビーカーのレンタルも行っているので小さい子どもと一緒でも安心です◎

災害を疑似体験できるコーナーも!

館内には、災害を疑似体験できるコーナーもいくつかあります。各体験はその日の実施時間がそれぞれ決まっているので、館内に貼っているスケジュールを確認してくださいね。土日祝は事前にHPで確認することもできますよ◎

1:台風レベルの強風を体験できる! 「強風体験室」

強風体験室
画像:きょうとくらす編集部

『強風体験室』では、最大で風速32m/sの台風レベルの強風を体験することができます。映像で実際の起こりうる被害を見ながら体験することができるので、今の強さがどれぐらいの被害をもたらすのかも確認することができます。

筆者も実際に体験させてもらいましたが、予想以上に強い風で、台風の恐ろしさを改めて実感しました。体験前と後に解説を聞くことができるので、しっかり理解した状態で体験することができますよ。

2:最大震度7の地震を体験できる! 「地震体験室」

地震体験室
画像:きょうとくらす編集部

『地震体験室』では、震度4〜7程度の横揺れを体験することができます。“ガスの元栓を閉める“、“ブレーカーをおとす”など、地震が発生した時に取るべき行動も確認することができますよ。

震度はその時々で調整してもらうことができるので、小さい子どもや乳幼児連れのパパ・ママも体験可能です◎

3:いざとなったときにどうすればいい!? 「119番 通報体験」

通報体験コーナー
画像:きょうとくらす編集部

『119番 通報体験』のコーナーでは、固定電話、スマートフォン、携帯電話、公衆電話の4つの電話での通報を体験することができます。こうやって疑似体験することで、いざとなった時に少しでも落ち着いて話すことができるのではないでしょうか。

この他にも、映像を見て学べるシアター形式の『映像体験室』や、ホテル火災をリアルに再現した『避難体験コーナー』、『消火体験コーナー』などもありますよ◎ 

楽しく学べるゲームコーナー

1:火災をテーマにしたミニゲーム

ミニゲーム
画像:きょうとくらす編集部

消防士になりきって消火体験ができるゲームコーナーや、防災学習ミニゲームなど、まるでゲームセンターのような感覚で楽しみながら学ぶことができるゲームコーナーもあります。

2:気分はパイロット! ヘリの操縦を疑似体験

ヘリコプター体験
画像:きょうとくらす編集部

一番目を引くのが、フロアの中央にドンっと置かれた大きなヘリコプター! 実際に1988年から2005年までの17年間、人命救助活動や災害現場で使用されていたそうです。

ここでは、運転席に座って前にあるスクリーンを見ながらヘリ操縦の体験をすることができます。パイロット気分で子どもたちも楽しめること間違いなしです◎

3:アンダーパスの危険性を学べる

アンダーパスの危険性コーナー
画像:きょうとくらす編集部

交差する鉄道や道路などの下を通るために周囲の地面より低くなっている道路『アンダーパス』をご存知でしょうか? 豪雨の際にアンダーパスが冠水し、車に取り残されたときに、車のドアがどれほど重くなっているかの疑似体験コーナーもあります。

筆者も体験させてもらったのですが、ドアが全く開かず、改めて災害の怖さを感じることができました。ニュースで見ているだけではなく、実際に体験することでわかることがたくさんありますね。

4:リアルな4Dで浸水を疑似体験

4Dシアター
画像:きょうとくらす編集部

地下街での浸水を4Dで体験できるシアターもあります。実際に水害に巻き込まれた時の行動について学ぶことができますよ。

災害に役立つアイテムも購入可能

避難グッズ
画像:きょうとくらす編集部

避難リュックに入れておきたいアイテムや、自宅にストックしたい災害時の食料など備えておきたいアイテムの販売も行っています。防災意識が高まったタイミングですぐに購入できるのは嬉しいですね。

起こりうるさまざまな災害を体験して学ぶことができる『京都市市民防災センター』。いつ起こるかわからない災害に備えてぜひ訪れてみてくださいね。

【詳細情報】
京都市市民防災センター
住所:京都府京都市南区西九条菅田町7
電話番号:075-662-1849
開館時間:9:00~17:00
定休日:月曜日(祝日及び1月17日、9月1日にあたる場合を除く・祝日の場合は翌平日)・毎月第2火曜日(祝日にあたる場合を除く)・12月28日~1月4日
入館料:無料
駐車場:10台・無料

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取材・文/きょうとくらす編集部

【画像・参考】きょうとくらす編集部
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