京都市内から車で約1時間半。自然豊かな京都府南丹市美山町にある『かやぶきの里』は、美しいかやぶき屋根の民家が立ち並ぶ、まるで昔話の世界に迷い込んだかのような集落です。
今回は、子ども連れで『かやぶきの里』を訪れ、絶景を楽しみながら地元の手打ちそばを味わった1日をレポートします!
駐車場ありでアクセスも安心

『かやぶきの里』へは、京都市内から国道162号線を経由して約1時間半。ドライブがてら、のんびりとした田舎道を進むと、緑に囲まれた静かな里山が見えてきます。

観光用の駐車場(普通自動車:500円)が整備されており、満車時は第2駐車場もあるため安心。車から降りてすぐ目の前に、かやぶき屋根の家々が広がります。バスの場合は、JR日吉駅から南丹市営バス・北で下車してください。
まるで絵本の世界! 美しすぎる「かやぶきの里」

到着すると、思わず写真を撮りたくなるような美しい景色が、視界いっぱいに広がります。「絵本の中みたい!」と子どもも目をキラキラさせていました。

『かやぶきの里』は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されており、39棟のかやぶき民家が現存。そのほとんどが、今も実際に人々の暮らしに使われているというから驚きです。

春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色と、四季折々の美しさを見せる里は、いつ訪れても違う表情を楽しめるのが魅力。

観光案内所やお土産屋さん、カフェも点在しており、道沿いをのんびり歩きながら、昔ながらの風景と空気に癒やされるひとときを過ごせます。
手打ちそばに感動!「お食事処きたむら」へ

散策の合間に立ち寄ったのが、『かやぶきの里』内にあるそば処『お食事処きたむら』。店内に入ると、タイミングが合えば大きなガラス窓の向こうで、そばを打っている姿を見学できます。こねて、のばして、切って……その一連の流れは、まさに職人技。子どもの目は華麗な手さばきに釘付けでした。

今回は、『もりそば』(900円)を注文しました。打ちたてならではのコシと香りが楽しめるそばは、大人も子どもも夢中に。「おいしい!いつも食べるおそばと全然ちがう!」と、子どもがペロリと完食した姿が印象的でした。子ども用の食器もあるので、ファミリーにもおすすめです。

最後は、麺つゆを蕎麦湯で割って一呼吸。旨味たっぷりで、暑い外を歩いたあとの休憩にぴったりです。
詳細情報
かやぶきの里
住所:京都府南丹市美山町北
定休日:年末年始 ※駐車場を含む全ての施設や店舗が休業(定休日は施設により異なる)
食事処きたむら
住所:京都府南丹市美山町北揚石19-1
営業時間:10:00~15:00
定休日:水曜日・年末年始
電話番号:0771-77-0146
ライター・ikeariのひとこと

『かやぶきの里』は、単なる観光地ではなく、今も人が暮らし、地域の文化が息づく場所。どこか懐かしい風景の中で過ごす時間は、子どもにとっても貴重な体験になりました。
都会の喧騒から離れて、自然と共に生きる知恵や、昔ながらの家の美しさに触れられる——そんな一日が、きっと心に残る思い出になります。次の休日は、ぜひ『かやぶきの里』へ。親子で過ごす、のんびりとした癒やしの時間を楽しんでみてください。
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一般社団法人南丹市美山観光まちづくり協会/ikeari
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