KBS京都で放送中の『Kyobiz』。
今回は、2023年4月21日(金)に放送された『マチネタ』コーナーからノンアルコールスピリッツを提供するお店をご紹介。お酒を飲む人はもちろん、飲まない人も楽しめるバーですよ!
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ノンアルコール&カクテルバー「幾星 京都蒸溜室」
今回ご紹介するお店は、去年12月にオープンした『幾星 京都蒸溜室』。
リノベーションされた築140年の町家にカウンターが6席。京都のゆったりとした雰囲気と上質な空間の中で味わえるノンアルコール&カクテルバーです。
“ノンアルコールスピリッツ”という水に植物の香りを濃縮したもので、新しいノンアルコールカクテルを作るというコンセプトのお店です。
コロナ禍でアルコールの提供ができなくなった時に、ノンアルコール専門のバーを祇園の本店で始め評判が良かったそうで、こちらの店舗がオープンすることとなりました。
店内の蒸溜室で蒸溜水を作り、全てこの蒸留水を使って提供しているそうです。
植物の香りを溶かし込んだ“飲む香水”をコンセプトに今までのノンアルコールになかった新しい楽しみ方を提案しています。
口の中に広がるウッディーな香り「神代杉のカクテル 然仙(ねんせん)」
最初にいただいたのは『神代杉のカクテル「然仙(ねんせん)」』(1,500円)。
神代杉とは、250年以上前に倒木した木の化石のようなもの。その削りかすを使って香りをつけたものをベースにカクテルに仕立てたジンフィズです。
飲んだ瞬間から木の香りが一気に広がります。飲んだ後の口の中はとてもまろやかです。アルコールが入っていなくても満足感たっぷり。
濃縮感を出すためにノンアルコールスピリッツが使われています。
そして、ノンアルコールの“ビターズ”というもので濃縮した苦味を出します。この二つを組み合わせることで、お酒を飲んでいる感覚に近いノンアルコールカクテルが出来上がるそうです。
後味の苦みがよりお酒っぽい「漢方茶のノンアルコールネグローニ」
続いては、『漢方茶のノンアルコールネグローニ』(1,600円)をいただきます。
ネグローニというカクテルがベースになっています。ネグローニは今、世界で一番出ているカクテルなんだそうです。
先ほどの『神代杉のカクテル「然仙(ねんせん)」』と異なり、香りよりも味に重きを置いた一杯です。
最初に甘味があり、少し時間がたつと少し苦みがやって来ます。お店オリジナルのノンアルコールのベルモットが入っており、その苦み付けのために漢方茶が使われています。
後味がすっきりしている中に少し苦みがあることで、よりお酒っぽく感じられます。
これからの季節におすすめ「百合と胡瓜のアスポデロス」
最後にいただくのは、『百合と胡瓜のアスポデロス』(1,700円)。あまり馴染みのない胡瓜のカクテルですが、大変人気だそうです。
口に入れた瞬間に訪れる胡瓜の青っぽさが消えて、後味はすっきりとします。甘いウリ科の果物のような風味に変わっていきます。これからの季節さらに美味しく感じるカクテルです。
ノンアルコールの可能性を広げていきたい!
「まずはたくさんの方にノンアルコールカクテルを飲んでいただき、満足感のある飲み物がアルコールなしでもできると感じてもらいたい。そして、新しいノンアルコールの可能性を今後も広げていきたい。」と話す代表の織田さん。
アルコールが苦手な方も得意な方も、上質な空間の中でぜひ一度味わってみてください。
【店舗情報】
幾星 京都蒸溜室
住所:京都府京都市下京区早尾町164-2
電話番号:075-708-2091
営業時間:14:00~22:00
定休日:水曜日
文/きょうとくらす編集部
【画像・参考】Kyobiz(毎週金曜日21:00~22:25) – KBS京都
※この記事は、2023年4月21日(金)放送時点の情報です。詳しくは店舗へお問い合わせください。
※文中の金額はすべて税込みです。