日本一パンの消費量が多い京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。
連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで150店舗を超えるパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんを紹介します。
さて、今回紹介するのは京都駅から徒歩圏内にある、ちょっと目立たないけど実力派で人気のパン屋さんです。
フランスの路地裏にありそうなオシャレな佇まい
JR京都駅から徒歩10分、東本願寺と西本願寺のちょうど真ん中あたり、七条西洞院を上がったところにある『Boulangerie Rauk(ルーク)』。派手な看板などは設置しておらず周囲の雰囲気に溶け込んでいるため、気づかずに通り過ぎてしまう方もいらっしゃるのだとか。
フランスの路地裏にひっそりと佇む、まるで隠れ家のようなオシャレな雰囲気が漂います。
木の温かさを感じるナチュラルな雰囲気の店内
木の自然な色合いを活かしたナチュラルで温かみを感じる店内、それほど広さはありませんが、種類豊富なパンが並んでいます。
店内には外からの明るい光が差し込んでいます。
ハード系から惣菜系、菓子パンまで、パンのバリエーションは非常に豊富。これだけ種類が多いと選ぶのに困ってしまいますね。
おすすめのパンをご紹介
種類豊富なパンの中から、筆者がおすすめする3種類をご紹介します。
『クリームドーナツ』(238円)は、豆腐屋さんの新鮮な豆乳を練った生地に、自家製カスタードクリームを詰めて揚げたドーナツ。
表面が少しカリッと、中はモチッとした生地の中に、ほどよい甘さのカスタードクリームがたっぷりと詰まっていて食べごたえも十分。おやつにもピッタリですよ。
『B・O・Cのフランスパン』(324円)は、ベーコン(B)、大葉(O)、クリームチーズ(C)を芳ばしいフランスパンで包んだパン。
よくあるベーコンエピとは一味違い、クリームチーズの濃厚な味わいとふんわり香る大葉、ベーコンとブラックペッパーの味わいが絶妙です。別名は“ボクのフランスパン”なんだとか。
『カリフォルニア・宇治』(432円)は、こちらのお店の看板商品にして一番人気のパン。
店主がカリフォルニアで開催された『第10回カリフォルニア・ウォルナッツコンテスト』において最優秀技術賞を受賞したことを記念し、少し改良を加えたパン。抹茶の香り漂うハード系の生地に、中に入っているクルミの香ばしさと小豆の甘さが絶妙です。
京都駅からも徒歩で行ける場所にあるパン屋さん。目立たないお店ながら実力派のおいしいパンがいただけるということで、地元でも大人気のお店です。皆さんもぜひ一度お立ち寄りください。
【店舗詳細】
Boulangerie Rauk
住所:京都府京都市下京区西洞院通七条上る福本町422-2
営業時間:7:00~18:30
定休日:木曜日
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取材・文/みやこ
【画像】みやこ
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※文中の価格はすべて税込みです。