さっぱり食べられるうどんとスパイスが効いたカレーの組み合わせは、暑い夏でも食べたくなりますよね。カレーライスもいいですが、つるつるの口当たりの麺でいただくカレーはまた違ったおいしさがあります。
今回は、オリジナル麺と和のスパイスをたっぷり使ったキーマカレーをいただける『京都四条 くをん』をご紹介します。
呉服屋を改装した京町屋でいただく「かしわキーマうどん」
『京都四条 くをん』へは、京都市営地下鉄『四条駅』より徒歩約5分。店舗は、元呉服屋を改装した2階建ての京町屋です。
店内は優しい明かりがともり、落ち着いた和モダンな雰囲気。奥には中庭もあります。
1階にはテーブル席とカウンター席が合わせて12席、2階には掘りごたつの座敷席とテーブル席が28席並び、外からは想像できない広々とした空間です。席と席の間隔が広めなので、ゆったりと過ごせます。
ボリュームたっぷり◎ こだわりの一品ばかりのセット
筆者が注文した『串天3種盛りかしわキーマうどん』(1,760円)は、オリジナル麺のキーマうどんと串天3種、西京味噌漬けにした卵黄をトッピングした麦ごはんがセットになったメニュー。
冷たい麺か温かい麺、また、追い出汁を鰹出汁か豆乳出汁から選ぶことができます。取材の日は気温が高かったので、筆者は冷たい麺と鰹出汁の組み合わせにしました。
しっかり冷えた細めのうどんは、小麦粉と焙煎胚芽をブレンドしたオリジナル麺です。色は蕎麦のようですが、うどんならではの弾力がしっかりあります。のどごしはつるっとしていて、飲み込んだ後には、焙煎胚芽の香ばしさがふわっと追ってきます。
キーマカレーには熊本県産の『ハーブ鶏』がごろごろ! キーマカレーでよくみるミンチではなく、一口サイズほどの大きさなのでカレーがよく絡みます。むね肉とせせりの2種類が使われており、食感の違いも楽しめます。
山椒を含む20種類以上のスパイスがブレンドされたカレーは、爽やかで食欲をそそる香りが印象的。あたたかい状態で提供されますが、ほどよく冷たい麺との相性は抜群!
スパイシーながらも奥行きのある味わいは、西京味噌や出汁、鰹粉が隠し味になっているためなのだそう。和の食材による旨味がたっぷり溶け込んでいます。
串天は海老、玉ねぎ、なすの3種類。米油で揚げた衣はサクサクで、岩塩をつけていただくとさっぱりした食べ心地です。
特に、海老のぷりぷり、なすのふわとろな食感がたまりません♡ 玉ねぎは柔らかい食感で衣の中から甘みが広がり、思わず笑みが溢れるおいしさです。
食べ方は4通り! 味変も楽しんで好みの組み合わせを探してみて♡
『串天3種盛りかしわキーマうどん』は、4通りの食べ方を楽しめます。
まず一つ目は、麺のお味をそのまま楽しむ。二つ目はカレーと絡めていただく。そして、三つ目が追い出汁を加えての“味変”です。
追い出汁の鰹出汁を入れるとキーマカレーのスパイシーさはそのままで、より和風でほっとする味わいになりました。もう一つの追い出汁である豆乳出汁にすると、クリーミーさが加わり、辛さもマイルドに。
また、麺に添えられたライムを絞って爽やかさをプラスさせてみたり、卓上に備え付けの追いスパイスでさらに香りを楽しんでみたりするのもおすすめです。特に追いスパイスはより香りが立つよう、キーマカレーとはスパイスのブレンドを少し変えてあるそう。
味変を楽しんだら、四つ目の食べ方。締めにカレーを西京味噌漬けにした卵黄と麦ごはんにかけていただきます。
卵黄は毎日店内で手仕込みし、一晩寝かせて完成するのだそう。ねっとりした食感でチーズのような濃厚な味わいがカレーによく合います。
一見ボリュームがあるように見えますが、食べ方や味変がたくさんできるので、もっといろいろな食べ方を試してみたくなります。飽きるどころか、むしろもっと食べたくなるメニューですよ◎
何度来ても、誰と来ても楽しめるので、何回か通ってみて自分好みの食べ方を見つけるのもおすすめです!
【店舗詳細】
京都四条 くをん
住所:京都府京都市中京区新町通四条上ル小結棚町420
電話番号:075-251-6661
営業時間:ランチ 11:00~15:00(L.O.14:30)/ディナー 17:00~21:00(L.O.20:30)
定休日:不定休
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文/さとみ縁
【画像】さとみ縁
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