日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。
連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで200店舗近いパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんをご紹介します。
さて、今回ご紹介するのは、昭和22年創業、子どもも大喜びの動物パンが人気の老舗パン屋さんです。
朝からふらりと立ち寄れる、街角のパン屋さん
市バス・錦林車庫前バス停から徒歩約4分、白川通沿いに佇む『ヤマダベーカリー』。創業は昭和22年、地元で長年愛され続けている老舗のパン屋さんです。
同店は、朝早くから焼きたてのパンを提供しており、なんと早朝6時から営業しています。朝食から焼き立てのパンが食べられるのは嬉しいですね。
陽光が差し込む、明るく開放的な店内
店内はベビーカーでも十分なほど広々としており、明るく開放的な雰囲気が魅力です。大きな窓からはたっぷりと太陽の光が差し込み、焼きたてパンの香りとともに心地よい空間が広がります。
真ん中に設置された棚や壁際の棚には、たくさんのパンが並べられているので、どれにしようかと迷ってしまうほど。かわいらしい動物パンや定番の食パンなど、親子で楽しめるラインアップが揃っています。
パンは一つひとつ丁寧に個包装されており、衛生面にしっかりと配慮されています。
おすすめのパンをご紹介
今回は種類豊富なパンの中から、筆者が特におすすめするパンをご紹介します。
(1)どうぶつパン
『どうぶつパン』(各227円)は、小さな子どもたちにも大人気で、見ているだけで思わず笑顔になってしまうかわいらしいパンです。愛らしい動物の顔を形どったデザインは全部で4種類あり、どれを選ぼうか迷ってしまう楽しさも魅力のひとつ。
「チョコレートは控えさせたいけれど、少しだけなら……」というパパ・ママたちの気持ちに寄り添い、ふっくらと柔らかいパンの中には、あえて控えめな量の小さなチョコレートが入っています。その絶妙なバランスが、子どもにもパパ・ママにも嬉しいポイントです。
(2)ニューバード
『ニューバード』(303円)は、京都で長年愛されてきた定番のご当地パンです。スパイシーなカレー風味の生地でジューシーなあらびきウインナーを包み、カリッと香ばしく揚げた一品。食べ応えがありながらもどこか懐かしい味わいです。
外側はサクサク、中の生地はしっとり。ウインナーの旨みとカレーの風味の相性が抜群で、一口ごとに幸せを感じるパンです。
(3)てりやきチキンピザ
『てりやきチキンピザ』(281円)は、ボリューム満点な具だくさんのピザ。ジューシーなテリヤキチキンをベースに、まろやかなゆで卵、甘みのあるコーン、歯ごたえのあるブロッコリー、そして玉ねぎの甘さが絶妙に絡み合います。
ふっくらとした生地にたっぷりとトッピングされた具材が、ひと口ごとに豊かな風味を広げ、食欲をそそります。ピザ好きはもちろん、パンだけじゃなく野菜も食べたいという方にもおすすめですよ。
昭和22年の創業からおいしいパンをつくり続ける同店は、ちいさな子どもから大人まで地元の方から愛され続けています。焼きたてのパンを朝食に、そしてお昼のおやつにと、毎日通いたくなるような温かい雰囲気が魅力なので、ぜひ一度足を運び、そのおいしさを実感してみてくださいね。
【店舗詳細】
ヤマダベーカリー
住所:京都府京都市左京区浄土寺下馬場町87
電話番号:075-771-5743
営業時間 : 6:00~16:00
定休日 : 火曜日、水曜日
取材・文/みやこ
取材協力/ヤマダベーカリー
【画像】みやこ
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※文中の価格はすべて税込みです。