MIYAUCHI BAKERYの内観
パン

常連客が受け継いだ「街で愛され続けるパン屋さん」【京都市中京区】

日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。

連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで200店舗近いパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんをご紹介します。

さて今回ご紹介するのは、丸太町七本松にあるパン屋さん。実はこのお店、閉店したパン屋さんの味を、そのお店を愛したお客さんが引き継いだという、素敵な物語があるんです♡ ぜひチェックしてみてくださいね。

ひっそりと佇む、知る人ぞ知る隠れ家パン屋さん

お店の外観
画像:みやこ

市バス・丸太町七本松バス停から徒歩約1分、丸太町七本松交差点の南東にある『MIYAUCHI BAKERY(ミヤウチ ベーカリー)』。「え、ここパン屋さん?」と思わず通り過ぎてしまいそうになる、まるで雑貨店のようなおしゃれな外観です。

お店の看板
画像:みやこ

実は同店は、以前『ラ・モワッソン』というパン屋さんだったんです。地元の方に愛されていたそのお店が惜しまれつつ閉店することになり、その味を愛していた今の店主さんが、「この場所でパン屋さんを続けたい!」と決意し、お店を引き継いだのだそう。そんな温かいストーリーを知ると、お店に入る前から心がほっこりしますよね。

ショーケースには、愛情たっぷりのパンがずらり!

店内の様子
画像:みやこ

店内はこぢんまりとしていますが、ベビーカーでも十分に入れる広さがあります。木の温もりを感じる優しい雰囲気のショーケースには、愛情たっぷりのパンがずらりと並んでいて、どれもおいしそうで迷ってしまいます。

種類豊富なベーグル
画像:みやこ

まず目に飛び込んでくるのは、種類豊富なベーグルたち。定番のプレーンベーグルから、八ツ橋ベーグル、チャイベーグルなど、個性的なフレーバーが揃っています。

定番のパンも種類豊富
画像:みやこ

クリームパンやチョコフランスなど、定番のパンも種類が豊富です。子どもに喜ばれそうなパンも充実していますよ。

サンドイッチ類も豊富
画像:みやこ

ショーケースには、サンドイッチやコッペパンサンドなども並んでいます。彩りも豊かで、ランチにもぴったりですね。

おすすめのパンをご紹介

おすすめのパン3種
画像:みやこ

今回は、たくさんのパンの中から、筆者が特に気になった3つのパンをチョイスしました。

(1)チョコフランス

『チョコフランス』(220円)
画像:みやこ

『チョコフランス』(220円)は、細長いフランスパン生地に、チョコチップがたっぷり入ったパン。

フランスパンの小麦の風味と香ばしさ、チョコチップの甘さが絶妙にマッチ。噛むほどに小麦の香りが広がり、チョコチップの優しい甘さが後を引きます。特に子どもにはおすすめですよ。

(2)フロマージュ

『フロマージュ』(220円)
画像:みやこ

『フロマージュ』(220円)は、中にたっぷりのクリームチーズが入ったパン。ふっくらとした生地と、ほのかに甘くて濃厚なクリームチーズが、口の中でとろけます。

まるでチーズケーキを食べているような濃厚な味わい。甘いものが好きな方には、ぜひ試してほしい一品です。

(3)八ツ橋ベーグル

『八ツ橋ベーグル』(260円)
画像:みやこ

『八ツ橋ベーグル』(260円)は、とても京都らしいベーグル。シナモンとつぶあん、求肥が入ったベーグル生地に、たっぷりときなこがまぶしてあります。その味わいはまさに京都を代表する八ツ橋。

口に入れた瞬間、シナモンの香りがふわっと広がります。求肥のもちもちとした食感も楽しく、後からつぶあんの優しい甘さが追いかけてきます。他では味わえない新感覚のベーグルですよ。

今回は、丸太町七本松にある『MIYAUCHI BAKERY』さんをご紹介しました。パンのおいしさはもちろんのこと、お店に込められた温かい想いに触れ、心まで満たされました。ショーケースに並んだパンはどれも店主さんの愛情がたっぷり込められているのが伝わってきます。皆さんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

【店舗詳細】
MIYAUCHI BAKERY(ミヤウチ ベーカリー)
住所:京都府京都市中京区聚楽廻西町183-5 松宮ビル1階
電話番号:050-3575-4182
営業時間:11:00~17:30
定休日:日曜日、月曜日、火曜日

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取材・文/みやこ

【画像】みやこ
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