日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。

連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで200店舗近いパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんをご紹介します。
さて、今回ご紹介するのは、早起きなパパ・ママにも嬉しい、朝6時から開いているパン屋さん。素材にこだわった、しみじみおいしいパンが評判のお店です。
京町家の風情あふれる、街のパン屋さん

京都市バス・下竹殿町から徒歩約1分ほどの場所にある『bread house Bamboo(ブレッドハウスバンブー)』。京町家を改装した、趣のある佇まいが素敵なお店です。お店のロゴが入ったナチュラルなタペストリーが、温かく迎えてくれます。

お店の前には、手書きの黒板が。パンの焼きあがり時間が書かれていて、「6:00~ カレーパン、ウインナーロール……」「7:00~ 湯種食パン……」と、朝早くからたくさんのパンが焼きあがることがわかります。これなら出勤前や、朝ごはんのパンを買いに行くパパ・ママにもぴったりですね!
温かい空間に並ぶ、こだわりのパンたち

店内はこぢんまりとしていますが、木の棚にはたくさんの種類のパンが並び、とても温かい雰囲気。パンは一つひとつ丁寧に個包装されているので、衛生面もバッチリです。

壁には、お店で使う原材料へのこだわりも書かれていました。国産小麦や天然酵母、きび砂糖、低温殺菌牛乳など、店主が厳選した材料を使われているそうなので、小さな子どもにも食べさせやすいですよね。

冷蔵ケースには、手作りのサンドイッチがずらり。この日は『えびマヨサンド』や『スモークサーモンと国産クリームチーズ』などが並んでいました。天気の良い日には、ここでサンドイッチを買って賀茂川でピクニックするのも楽しそうですね。
おすすめのパンをご紹介

今回は、種類豊富なパンの中から、お店の人気商品や定番パンを中心に、家族みんなで楽しめる3種類を選んでみました!
(1)クリームパン

まずはこちら、人気No.3の『クリームパン』(250円)。コロンとしたかわいらしい形に、思わず手が伸びます。ふんわり、もっちりとしたパン生地の中には、こだわりの卵を使った自家製カスタードクリームがたっぷり!
ぽってりとなめらかなクリームは、卵のコクがしっかりと感じられ、優しい甘さが口いっぱいに広がります。子どもから大人まで、みんなが大好きな味わいです。
(2)塩パン

続いては、シンプルだからこそおいしさが際立つ『塩パン』(210円)。ふっくらとしたコッペパンのような形が特徴です。もっちりとした生地は噛むほどに小麦の甘みが感じられ、表面に振られた岩塩の程よい塩気と、中からじゅわっと染み出すバターの風味が絶妙なバランス!
朝食にも、おやつにもぴったりで、毎日でも食べたくなるおいしさです。
(3)明太子フランス

最後は、ピリッとした辛さが食欲をそそる『明太子フランス』(310円)。表面に刻み海苔がトッピングされています。しっとりとした食感のフランスパン生地に塗られているのは、なんと博多の名店『ふくや』の明太子を使った自家製明太バター!
明太子のしっかりとした辛さと旨みが、小麦の風味豊かなパン生地と一体となって、後を引く美味しさです。これはお酒のお供にも喜ばれそうですね。
店舗詳細
bread house Bamboo(ブレッドハウスバンブー)
住所:京都府京都市北区紫竹下竹殿町16
電話番号:075-495-2301
営業時間:6:00~16:00 ※売り切れ次第終了
定休日:月曜日・火曜日・水曜日
※駐車場なし(900円以上の購入で近隣コインパーキングのサービスコインあり)
ライター・みやこのひとこと
京町家で営む『bread house Bamboo』は、早朝から開いている便利さと、素材へのこだわりが嬉しい、心と体に優しいパン屋さんでした。ご夫婦で営むお店の温かい雰囲気も魅力的。売り切れてしまうことも多い人気店なので、午前中の早い時間に訪れるのがおすすめです。ぜひ一度、足を運んでみてくださいね。
連載『きょうとのパンとくらす』は毎週月曜日20時にご紹介しています。これまでにご紹介したパンはこちらからチェック!取材・文/みやこ
【画像】みやこ
※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
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