毎日の仕事や子育てに忙しく「何度か家計簿にチャレンジしたけど、どうしても三日坊主で終わってしまう」という人もいるのではないでしょうか。
そこで今回FPである筆者が、手間を省いてなるべく簡単に家計管理する方法をご紹介します。
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おすすめの家計管理方法4つ
筆者が考える、おすすめの家計管理方法は次の4つです。
- 家計簿アプリの活用
- キャッシュレスの利用
- 予算ごとにお金を分ける
- 先取り貯蓄の仕組みを使う
1:家計簿アプリの活用
かつての家計管理は“ノート形式の家計簿をつける”というスタイルが主流でしたが、最近は便利なスマートフォンのアプリが登場しています。
アプリなら記帳が不要で、レシートをスマホのカメラで撮って支出を読み込んだり、金額をスマホに入力するだけでOK。使ったお金も支出ごとに集計してくれるので、計算間違いを気にする必要もありません。
これまで家計簿が続かなかった人でも、無理なく家計管理ができるので、ぜひ気軽にトライしてみましょう。
1か月の収支をグラフ化したり金融機関のデータと連携ができたりと、便利な機能も盛りだくさん。さまざまな種類があるので、自分に合う使い勝手のよいものを選んでくださいね。
2:キャッシュレスの利用
毎日の生活でとても身近になった『電子マネー』『QRコード決済』『クレジットカード』などのキャッシュレス決済。「ついお金を使いすぎてしまう……」という声もありますが、お金を使った履歴がしっかりと残るので家計管理がしやすいというメリットがあります。
キャッシュレスの仕組みを使うことで、後から簡単に支出を振り返ることができますよ。
『水道光熱費』『通信費』『生命保険料』など、必ず出ていく固定費はクレジットカードを使い、『食費』『日用品』など、日々の買い物にはQRコード決済を利用するなど、自分なりのルールを決めておくとよいでしょう。
キャンペーンなどにつられてさまざまな決済に手を出す人もいますが、利用するキャッシュレスを2~3種類に絞るというのもポイントです。
3:予算ごとにお金を分ける
「キャッシュレスではなく現金派」という人には、昔からある『袋分け』のスタイルがおすすめ。
給料日にまとめて現金を引き出し、ざっくりと予算を決めた『食費』『雑費』『交際費』などに割り振って、それぞれのお金をあらかじめ封筒などに入れておきます。
支出がある度、都度そこからお金を出して、使い終わったらお釣りとレシートを戻すというのを徹底することがポイント。
この方法なら「何回もお金を引き出してATMの手数料がかかる……」といったこともありません。少々面倒ではありますが、あといくら使ったら今月は予算オーバーということも一目瞭然です。
また、「袋のお金の範囲で頑張ろう」と思えるので、節約につながりやすいというメリットもありますよ。
4:先取り貯蓄の仕組みを使う
家計管理が苦手な人が、お金を貯める上で外せないのが『先取り貯蓄』。会社に『積立貯蓄』『財形貯蓄』など給与天引きでできる制度があれば、上手に活用して下さい。
注目を集めている『つみたてNISA』や『iDeCo』なども、口座振替で積み立てができます。残ったら貯めるのではなく、先に必要なものを差し引き、残りで生活をする習慣をつけましょう。
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まとめ
簡単に家計管理をする方法、いかがでしたか? 家計管理の最大の目的は支出を把握して、有効にお金を使うこと。正確でなくても使っているお金を“見える化”することで、わかることがたくさんあるはずです。
また、ただ漫然と家計管理をするのではなく、「貯めたお金をこんなことに活かしたい」という目標を持つことも励みになります。ぜひチャレンジしてみて下さい。
文/八束和音(CFP認定者)
【画像・参考】PIXTA(ピクスタ):ワタコ/mits/C-geo/Ushico/タカス/tadamichi/kotoru