おもちゃコンサルタントが解説「1歳児のおもちゃ選びのコツ」

少しずつ好みが出てくる1歳児さん。そんな1歳児さんにどんなおもちゃを与えれば喜んでくれるのか迷っている方はいませんか？

そこで今回は、おもちゃコンサルタントの資格を持つライター・たむらあゆみが、“1歳児のおもちゃ選びのコツとおすすめおもちゃ3選”をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね！

1歳児の発達の特徴

0歳は体が大きく成長する1年間でしたが、1歳になると今度は、“心が大きく成長する1年間”になります。1歳の誕生日を過ぎた辺りから、子どもの脳内では大革命が起こるといわれています。パソコンでいうところの、大幅なアップデートが始まるような状態です。

そんな1歳児さんにおすすめなおもちゃ選びのコツと、おすすめのおもちゃを3つご紹介します！

初めての一歩を踏み出して、歩きはじめる子が多い1歳児さん。興味のあるところに自由に移動できるようになるので、外界と能動的に関わろうとします。そんな1歳児さんには、“知りたい”という知的好奇心をかき立てるようなおもちゃがあるといいですよ。

言語理解が深まる上に、離乳食が３回食になることで口腔筋肉の発達も進みます。よく噛んで食事をしたり、声を出して笑ったりすることも大切ですが、おもちゃで遊ぶことも発語に必要な筋肉の発達を促してくれます。

0歳代で寝返りやハイハイなど体の大きな運動能力を手に入れた子は、1歳になると今度は指先の細かな動きを獲得していきます。ぜひ子どもの手指の使い方にも注目してみてください。

外界と能動的に関わろうとし始める1歳児さん。同じことを何度も繰り返すことで物事の法則を理解していきます。例えば、ボールをスロープに転がして遊ぶおもちゃや、上下をひっくり返して玉が落ちていくレインスティックのような、ついつい何度も繰り返して遊びたくなるおもちゃがおすすめです。

発話能力を促進させるために、“息を吹く”遊びができるおもちゃがおすすめです。例えば、ラッパを吹いて音を鳴らしたり、風車をふーっと吹いて回したり。昔ながらの吹き戻しのおもちゃも口腔筋肉のトレーニングに繋がりますよ。

吹くことがまだ難しい場合は、咥えるだけでも口の使い方を学ぶことができます。ただし、咥えたまま歩くと危険なので、遊ぶときは必ず大人が注意して見守りましょう◎

手指の使い方も器用になってくる1歳児さん。握る、叩く、回す、摘まむなど手指を使って遊べるおもちゃを渡してあげましょう。手指をたくさん使うことで脳の活性化にも繋がり、スプーンやお箸など道具を使う練習にもなります。

今回は、1歳児の発達の特徴からおすすめのおもちゃについてご紹介しました。好きな遊びを繰り返して学んでいく時期です。大人は同じことの繰り返しについ飽きてしまいがちですが、“世界を理解しようとしているんだ”と思って温かく見守りながら付き合ってあげてくださいね。

文／たむらあゆみ

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