こんにちは。新米ライターであり、新米パパのNakamuraです。

連載コラム『29歳、育児はじめました日記』では、新米パパが毎日の子育てを通して“ちょっとずつ父になっていく”リアルな記録をお届けします。
第3回となる今回は、「深夜3時のミルク係、僕のライフハック」をテーマにお伝えします。あの日々を振り返ってみたリアルなお話をお楽しみください。
最も恐れていた夜間授乳

初めての子育てには不安がたくさん。挙げればキリがないですが、僕が特に恐れていたのは夜間の授乳でした。というのも僕、ものすごく眠気に弱いんです。10代の頃から、停めたバイクに跨がったまま寝たり、雪が降るなかベンチで寝たり……僕の寝落ちエピソードは枚挙に暇がありません。
そんな僕なので、深夜のミルクは妻にお願いしたい……のですが、産後の妻の体調はボロボロ。健康甚だしい夫は頑張らなければなりません。なんとか眠気に負けないよう、工夫が必要でした。
「食っちゃ寝」で睡眠不足をカバー
新生児の授乳間隔は日々バラバラ。赤ちゃんのリズムに合わせるべく、僕は“食っちゃ寝作戦”を採用しました。それは、夕飯とお風呂を早めに済ませ、21時には寝てしまうというものです。
泣き声で起こされ、親の睡眠が細切れになるのは新生児期の宿命。落ちた睡眠の質は、量でカバーします。僕はこうして新生児期の夜間授乳を乗り切りました。食べてすぐ寝るので、ちょっと太りましたけどね(笑)
でも早く寝ちゃうのはつまらない
一見うまくいった食っちゃ寝作戦ですが、実は大きな問題が。それは「早く寝るのはつまらない」ということ。赤ちゃんはとてもかわいいですが、千鳥やダイアンほどは笑わせてくれません。
代わりに、毎日の授乳を少しでも楽しくしたい。もっというと、1回の授乳が大体15分。合計すると毎日約2時間、起きていながら動けない時間があるわけです。これは、何かしないともったいない。ということで僕が試してみた、両手が塞がったままできる授乳中の楽しみ方を紹介します。
Youtube鑑賞
食っちゃ寝作戦で失われたエンタメを取り戻すべく、イヤホンをつけて動画を再生しました。しかしミルクを飲む赤ちゃんのかわいさを見逃すのがもったいなく思い、Youtube作戦は中止することに。
大喜利
次に試したのは大喜利作戦。ネット大喜利のアカウントを作って、回答を授乳中に考えました。黙って考えていると眠くなるので、赤ちゃんにぶつぶつ相談します。
良いアイデアだと思ったのですが、煮詰まると急激な眠気に襲われるので、大喜利作戦もボツになりました。
読み聞かせ学習
こと勉強において、黙って机に向かうより、口に出して説明すると知識が定着しやすいそうです。ちょうど資格勉強を始めたところだったので、赤ちゃんに聞き役になってもらい、授乳中に“読み聞かせ学習”をする事にしました。

赤ちゃんにはこんな顔をされましたが、自身の研鑽につながるとても良い作戦です。しかし眠い中の10分少々では効果が薄いと感じ、読み聞かせ学習もやめました。僕は昔から勉強が苦手です。
ヒューマンビートボックスの練習
これは思い付いただけでやりませんでした。人によってはとても有効だと思います。
アーティスト開拓
最終的に落ち着いたのは音楽鑑賞でした。赤ちゃんの気が散らない程度の、小さめの音量で流します。僕は赤ちゃんに色々な音楽を聴かせたい派ですし、僕自身も新しい音楽に出会えて楽しいので、これが一番しっくりきました。今のところ、個人的ベスト授乳チューンはS.A.R.の『Back to Wild』です。

以上が僕の夜ミルク遍歴ですが、僕のように眠気に弱いパパ・ママはどうしているんでしょう? 機会があれば聞いてみたいところです。
とはいえ、夫婦で協力しないと無理だった
こうして辿り着いたマイ授乳スタイルですが、うまくいかない日もしばしば。赤ちゃんが泣いているのに隣で爆睡し、目覚めたら既に妻が授乳中、なんて事もしょっちゅうでした。意気込んでもダメなときはダメなので、申し訳なさは持ちつつも、割り切ってがっつり二度寝することも時には大事だと思います。妻に感謝。
妻からひとこと
生後4ヶ月になった現在も、夜間授乳はいまだに主人が対応してくれています。産後の傷は癒えましたが、彼の厚意に甘えてわたしは毎日7時間ぐっすり眠らせてもらっています。ママがHAPPYだとみんなもHAPPY!
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文/Nakamura
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