夏の名残を感じながらも、秋の気配が少しずつ近づいてくるこの季節。残暑が厳しい日でも、さっぱりといただける冷や汁は食卓にうれしい一品です。
今回ご紹介するのは、京都の老舗の味噌を使った“冷や汁レシピ”。香り豊かでコクのある味わいが、薬味やさばの旨みを引き立て、最後のひと口まで涼やかに楽しめます。
サッと作れて栄養抜群!
今回は、ボウルひとつで作れる、京都の老舗『本田味噌本店』の味噌とさば味噌煮缶で作る冷や汁のレシピをご紹介します。
あらかじめだし汁を用意しておけば火を使う必要がなく、しっかり栄養もとれるので、家族のごはんにぴったり! 薬味の香りが食欲を引き立て、食が進まない日でも、さらさらと食べられる一杯に仕上がります。薬味なしにすると子どもでも食べやすいですよ◎

冷蔵庫にある材料でさっと作れて、後片付けもラク。常備できるさば味噌煮缶があれば栄養もしっかりとれて、忙しい日のランチや、さっぱりしたものが食べたい夜にもおすすめの一品です。
冷や汁をおいしく作るポイント
- 味噌は「香りが出たらすぐ火を止める」が合図。
- すり鉢がなければ、すりごまで代用OK。
- きゅうりはしっかり水分を絞る。

味噌はフライパンで軽く焼きつけ、香りが立ったらすぐに火を止めましょう。焼き味噌にすることで、冷たい汁にしても風味がしっかり残ります。

きゅうりは薄切りにして塩をまぶし、しんなりさせてから水気を絞ります。余分な水分を抜くことで食感がほどよくなり、汁が薄まるのも防げます。みょうがや青じそなどの薬味は水にさらしてから使うと、えぐみが抜けて香りが一層引き立ちますよ。
材料(2人分)
絹ごし豆腐・・・1/2丁
きゅうり・・・1本
みょうが・・・2個
青じそ・・・5枚
白ごま・・・大さじ3
さば味噌煮缶・・・150g
だし汁・・・2カップ(好みで調整してください)
ご飯(温かいもの)・・・適量
塩・・・小さじ1/3
しょうゆ・・・小さじ1
【味噌ベース】
しょうが(すりおろす)・・・1かけ
みそ・・・大さじ2
酒・・・小さじ1
作り方
(1)野菜を下ごしらえする
きゅうりは薄い小口切りにし、塩小さじ1/3をまぶして5分おく。しんなりしたら水気を絞る。みょうがは薄い小口切りにして水にさらし、水気を切る。青じそはせん切りにする。
(2)味噌は香ばしく仕上げる
【味噌ベース】を混ぜ合わせてフライパンに入れ、中火で時々混ぜながら焼きつけ、火を止めて冷ます。
(3)さば缶ベースを作る
ボウルにさばの味噌煮缶を汁ごと入れ、フォークで細かくつぶす。だし汁を加えて混ぜ、しょうゆ小さじ1を加えて味を調える。
(4)具材を混ぜ合わせる

(3)に(2)を加え、豆腐、きゅうり、ゴマを加える。

器に入れ、大葉とみょうがをトッピングしたら出来上がり!
本田味噌本店のうき糀みそ

『本田味噌本店』は、創業約200年の老舗味噌店。宮中御用達から始まり、西京白味噌を守り伝えてきたんだそう。最新技術と職人技を融合し、環境に配慮した新工場で、“ほんまもん”の味を届けています。
『うき糀みそ』を使えば、冷や汁も香り豊かでコクのある仕上がりに。さばの旨みや薬味の香りを引き立て、暑さで食欲が落ちがちな日でも、さらさらと食べられる一杯に仕上がります。
ライター・ミヤザキカレンダーのひとこと
暑さで火を使いたくない日や、外出帰りで疲れた日にもぴったりの一品です。さば、味噌、すりごま、野菜を組み合わせることで、栄養もしっかり摂りながら涼しくいただける、まさに伝統の知恵が生んだ料理。京の老舗の味噌を使えば、家庭でも本格的な味わいを楽しめます。ぜひ試してみてください。
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【画像】ミヤザキカレンダー
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