KBS京都で放送中の『Kyobiz』。
今回は、2023年7月14日(金)に放送された『マチネタ』コーナーから、お坊さんが営むユニークなカフェをご紹介。
テーマは“ごぼう”ですよ!
早朝営業が嬉しい♡ 現役の僧侶が迎えてくれるカフェ
世界遺産・二条城から北へ歩いてすぐ。丸太町通り沿いに店を構えるのが、こちらの『Kissa GOBO GOBO』です。
カラフルな壁紙が目を引く店内は、仏教発祥の地・インドをイメージしているそうです。
店長の石山賢三さんは、なんと現役のお坊さん。京都を拠点に本業の旅行業を営んでいることがきっかけで、こちらのカフェをオープンすることになったそうです。
こちらのお店は、近くのホテルやゲストハウスに宿泊したお客さんがモーニングを楽しめるようにと、朝7時からオープンしています。
まずは、モーニングの人気メニュー『ベーコンエッグトースト』(550円)と『コーヒー』(450円)をいただきます(※ドリンク付きで100円引き)。
分厚いトーストの上にのった半熟の卵が口の中でとろりっと広がる、幸せの味です♡ 美味しいモーニングをいただけば、朝からいいスタートが切れそうな気分になれますよ。
カレーやハス茶、おしゃれドリンクまで!バラエティ豊かなメニュー
次は、ランチメニューの『ゴボゴボ特製カレー』(800円)をいただきます(※ドリンク付きで100円引き)。肉は一切使っておらず、具は野菜のみ。
野菜の旨みが溶け込んだ、辛すぎずマイルドな味わいです。
そしてカレーに添えられているのは、堀川ごぼうのチップス。ごぼうそのものの味を濃厚に感じることができる名脇役です。海外の方からも、人気が高いのだそう。
そして、カレーとともにいただくドリンクは、仏教とも関わりの深い『ハス茶』(500円)。癖の強い苦味などはなく、飲みやすいお味です。
蓮(はす)は泥から生まれて美しい花を咲かせることから、“不浄なものからも清浄は生まれる”という意味を持ち、仏教の世界において大切な植物なのだそうです。
おしゃれなドリンク『フェンティマンス(ローズレモネード)』(600円)もいただきます! バラの香りと薄いピンク色が可愛らしいこのドリンクは、人工甘味料不使用です。
「ちなみにこのメニューも仏教に関係が?」と尋ねてみるも、「全く関係ございません」と石山さん。「バズりたかったんです」と、お茶目な一面を見せてくれました。
喫茶という言葉は、実はもともと仏教用語です。“喫茶去(きっさこ)”という言葉には、“お茶を飲んで出直して来い”と相手を叱咤激励する意味が込められていましたが、のちに、“ゆっくりお茶でも飲んでください”といった意味を持つ言葉として広まっていったのだとか。
「このお店でもそんな風に、皆さんにゆっくりしていただけたら」と石山さんが笑顔で語ってくれました。
【店舗詳細】Kissa GOBO GOBO
住所:京都府京都市上京区左馬松町782
営業時間:7:00〜17:00(L.O.16:00)
定休日:不定休
文/ななえ
【画像・参考】Kyobiz(毎週金曜日21:00~22:25) – KBS京都
※この記事は、2023年7月14日(金)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の金額はすべて税込みです。