KBS京都で放送中の『きょうとDays』。
今回は、2023年9月7日(木)に放送された『ふるさと Days』コーナーから、大山崎町にある子育てを頑張るお母さんや子ども達に寄り添うカフェをご紹介します。
近所のお母さんたちに人気の「カフェ モグモグ」
京都と大阪の都市部をつなぐ、交通の要所として古くから栄えた大山崎町。
現在も多くの子育て世代が転入しているこの町に1軒の飲食店があります。『カフェ モグモグ』です。
お昼時になると店内には子どもを連れたお母さんの姿が。
「アットホームな感じですごく来やすい。」「子どものためにおもちゃや絵本があるので落ち着いて過ごせる。」と、近所に住むお母さんたちから人気のお店です。
店主・荻野さんが目指した“子連れでも安心できるカフェ”
カフェを切り盛りするのは荻野裕美さん。結婚を機に大山崎町に移り住み、出産・子育てと奮闘してきました。
同じく移住してきたパティシエの南部百代さんと2年前に店をオープン。“子ども連れでも安心できるカフェ”と地元で話題を呼んでいます。
荻野さんはこれまで飲食店の経験はありませんが、前職でヘルパー事務所に勤めていて色々なところでご飯を作っていた経験が役に立っていると話します。
こちらは地元の食材をふんだんに使用したこだわりのメニュー。子どもが夢中になるようなメニューが用意されています。
以前からカフェを経営することが夢だった荻野さん。地元で子どもを連れて行く所が無いという悩みをよく耳にしていたため、「そういうカフェがあったらいいな」と思ったのだそう。
『カフェ モグモグ』は、“気兼ねなく利用できる場所を提供したい”というこだわりをカタチにしたお店だったのですね。
多目的に活用できる2階の個室も人気
店舗の2階は個室の貸切スペースになっています。
日頃忙しく、リラックスしたいママ達は気軽におしゃべり。また、子ども達も遠慮なく声を出して遊べるとあって大好評です!
取材日は、仲良し3家族の合同誕生会が行われていました。南部さん自慢のケーキが登場しお祝いしました。
ここを活動のひとつの場として使ってもらえればと考えている荻野さん。子連れで集まれるような場所があまりなく、探している人が多いことにとても驚いたと言います。
「比較的安く使えるので、是非時間が合えば利用していただけたらと思います。」と、荻野さんは話してくれました。
個室は他にも子どもの記念撮影に使ったりワークショップをしたりと、多目的に活用できるスペースとして人気を集めています。
店内では定期的にイベントも開催
お盆開けの『カフェ モグモグ』。定期的に行っているイベントの準備で2人とも朝から大忙しです。近所に住む荻野さんの長女・藍子さんも子どもを連れてかけつけました。
子育て支援団体『Heart♡ness』を立ち上げた藍子さん。今回、共同主催者としてイベントに参加します。
子育て支援団体を立ち上げたきっかけについて藍子さんに聞くと、「自分が親になり、『カフェ モグモグ』ができ、ここで知り合う人との繋がりができて、1人ではできないことをみんなでしたいという思いが強くなったから」と話してくれました。
この活動にはパティシエの南部さんも参加しています。
いよいよイベントの始まりです! この日のテーマは“夏祭り”。たくさんの景品や、スーパーボールすくいなどが用意されています。
参加した家族はみんな笑顔に♡ イベントは大成功です!
カフェを通じて深まった親子と地域の絆
カフェで働いている荻野さんの姿は、毎日とても楽しそうに娘の藍子さんの目に映るそうです。「常に前進していたい、色々なことに挑戦したい、母のそんなところが見えて、自分も見習いたいと思います。」と藍子さんは話します。
結婚を機に大山崎に住み約35年が経つ荻野さん。もうここがふるさとになってきているのだそう。
「私の周りの人がみんな幸せでいてくれたらそれだけでいいです」と話す荻野さん。
今後は子育て世代に限らず、地域の方みんなが集まれるカフェにできるようもっとアピールしていきたいと考えているそうです。
荻野さんたちの人々をつなぐ活動はこれからも続いていきそうですね♡
文/中村ゆか
【画像・参考】きょうとDays(毎週月~金曜日17:35~18:00) – KBS京都
※この記事は、2023年9月7日(木)放送時点の情報です。詳しくは店舗へお問い合わせください。