日本一パンの消費量が多い京都に生まれ育ったパン大好きライターのみやこです。
連載『きょうとのパンとくらす』では、これまで150店舗を超えるパン屋さんを訪れた筆者がおすすめするパン屋さんを紹介します。
さて、今回紹介するのは、淡路島の農家を親戚にもつオーナーが、農家を助けたいという思いから始められたパン屋さんです。
農家直送、鮮度バツグンの野菜を使用
京阪電車・神宮丸太町駅から徒歩約5分、河原町丸太町を少し下がった、河原町通沿いにあるお店『hinami(ヒナミ)』。
淡路島の農家を親戚にもつオーナーが、農業の大変さを知っているからこそ、農家を助けたいという熱い想いで、惣菜パンに使用されている野菜は、すべて淡路島の農家から直接仕入れられています。
木の温かみを感じる店内
程よい広さの店内は広々としていて、落ち着いた雰囲気が漂います。木製の棚には多彩な種類のパンが並べられていて、その様子は見ているだけでワクワクします。
大きなガラスから差し込む自然光が店内を照らし、爽やかで明るい雰囲気を醸し出し、並んでいるパンもおいしそうに見えます。
おすすめのパンをご紹介
今回は、私がおすすめする新鮮な野菜を使用した、こちらの3種類のパンをご紹介します。
『hinamiバーガー』(420円)は、淡路島産の玉ねぎを贅沢に使用したハンバーガーです。
玉ねぎは驚くほど甘く、辛味は一切感じられません。ハンバーガーのパティは肉々しくジューシーで、噛むたびに旨味が口いっぱいに広がります。ふんわりしっとりとしたバンズと具材とのバランスは絶妙で、一口ごとに調和のとれたおいしさが楽しめます。
『焼きカレーパン』(400円)は、しっとりモッチリとしたパンの中にカレーとチーズが絶妙に組み合わさっています。
カレーには大きめにカットされたジャガイモも加わり、食べ応えも十分。スパイシーながらも辛さは控えめで、辛いものが苦手な方も安心して食べられます。さらに、チーズの風味がパンとカレーを引き立て、口の中で広がるおいしさはまさに絶品です。
『クリームチーズサーモンサンド』(500円)は、新しく開発された自社農場の淡路島産全粒粉を使用。濃厚なクリームチーズと玉ねぎの辛味、ケールの独特な苦味が絶妙にマッチし、小麦の香りが広がるしっとりとしたパンとの相性も抜群です。
クリームチーズの豊かな味わいがサーモンと相まり、口いっぱいに広がる贅沢な一品。玉ねぎの辛さがアクセントを効かせ、ケールが風味を引き立てることで、バラエティ豊かな味わいが楽しめます。
淡路島の恵みを活かし、オーナーの情熱が込められたパン屋さん。新鮮な野菜や個性的な具材が詰まった、ここでしか味わえないパンが楽しめるお店です。皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか。
【店舗詳細】
hinami
住所:京都府京都市上京区伊勢屋町393-2
営業時間:8:00〜18:00(売り切れ次第終了)
定休日:水曜日
取材・文/みやこ
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【画像】みやこ
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