KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。
2024年6月15日(土)の放送では、保育パフォーマー・波多野充希さんに話を伺いました。
Profile:保育パフォーマー・波多野充希さん
今回ご紹介する波多野さんは、『合同会社Shutchohoiku』の代表。従来の保育の枠にとらわれず、保育の可能性を信じてさまざまな活動を行っています。
認可外保育施設『保育士がいつもいる家 はぐはぐ二条』は、両親のリフレッシュのための一時利用として使ってほしいという思いから、月~土曜日まで開けています。実際に土曜日に利用される方が特に多いそうです。
価値観の変化
島根県出身の波多野さんは、小さいときから気を遣う性格だったんだとか。
保育園での4歳を祝う誕生日会で、先生たちを前に違う夢を発表することに気が引けて将来の夢を保育士だと宣言したほどだったと言います。
高校卒業後は、『京都文教短期大学』に進学して保育士の免許を取得。卒業後は、広島の保育園へ就職して想像を絶する多忙な毎日を極めていきます。
3年ほど働いたあと、地元の保育園へ転職。新しい職場職では、専任保育士として働きながら、結婚や出産、育児を経験した40歳以上の保育士しかいなかったんだとか。
みんなお互いの家庭の事情を考慮しながら、助け合っていく職場環境に「働くことが全てではないんだ」と感じたと言います。
新たな人生を演じる
波多野さんは29歳のとき、気持ちが沈み、病んでしまったことがありました。何とか切替えようと気持ちが回復してきたころ、ハワイへ行くことを決意!
ハワイでは、いろんな人に気軽に声をかけたり、なりたい自分になりきってみることに。
1人旅をしている女性たちと仲良くなっていく中で、もっと自分らしく生きようと決めた波多野さんは、地元を出て大学時代住んでいた京都へ戻ることに。
第一歩として、通信制の大学で再び学び始めた中、さまざまなご縁があり交際0日で結婚!
長男を授かり、母親としての日々を過ごしていく中で、子どもとの時間を削ってまで働く意味について考えるように。
「子育てをしながらでも先頭で働けるような職場で働きたい!」と思い始めたものの、見つからなかったため今の会社を起業することにしました。
保育に対する意識変化
子育てが大変な時や預け先に困ったときに保育を利用するのではなく、もっと気軽に保育が使えるようになれば、現場で働けるようになる女性が増えると考えた波多野さん。
誕生日などの際に、保育をプレゼントすることができる『保育ギフト』を考案。
2024年、京都府主宰の『女性起業家賞』の子育て関連事業賞を受賞しました!
安心して子育てできる環境を作れるようなビジネスについて常に考え、自分たちの行っている保育業を『ふるさと創り ばあば業』と呼んでいるそう。
「自分たちにできることで、安心感のある環境を作っていきたい。」と話します。
波多野さんを表すことば
今回の“波多野さんを表すことば”は、『人と場』です。
働きながら子育てもする女性が安心して暮らせる環境づくりが、もっと広がっていくと良いですね!
【詳細情報】
保育士がいつもいる家 はぐはぐ二条
住所:京都府京都市中京区⻄ノ京永本町13-36
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文/sumire
【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2024年6月15日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。