KBS京都で放送中の『きょうと経済テラス「キュンと!」』。
今回は、2024年10月25日(金)に放送された『お茶ビズ』コーナーから、“ビジネスで使えるお茶のマナー”をご紹介します。
主に茶道関係の書籍を出版している『淡交社』の社長で、茶人でもある伊住公一朗さんがKBS京都・相埜裕樹アナウンサーに伝授してくださいます!
伊住公一朗さんとは?
京都市北区にある『淡交社』。社長の伊住公一朗さんは千利休の子孫でもあります。ビジネスや実生活にも役立つ茶室でのマナーを教えていただきましたよ!
今回のテーマは、「準備とマナーの基本」です。事前に知っておくことで心に余裕ができますね。
お茶会に参加する準備
淡交社では、茶道関連の書籍はもちろん、和装小物や茶道具なども販売しています。
伊住公一朗さんが理事長を務める「京都青年会議所」主催のお茶会に相埜裕樹アナウンサーが参加することが決定!今回は、お茶会に参加するときに必要なものを整えていきます。
店内には、色々な絵柄の茶道具や、季節ならではのデザインの商品などが並びます。
茶道具からも季節感を楽しむことができますね。
こちらは、香合(こうごう)というお道具です。
香合とは、香を入れる蓋付きの器のことで紙釜敷(かみかましき)の上に置かれて、床の間に飾られています。
必要なお道具とは?
お茶会に必要なものを教えていただくのは、この道20年、淡交社のベテランスタッフ亀井隆太さんです。
- 扇子
扇子は、挨拶や床の間の拝見に使用します。相手や道具との自分の間に境界を作り、相手を敬う気持ちを表します。 - 懐紙
お菓子を食べるときのお皿代わりにしたり、お茶を飲んだ後に茶碗を拭ったりするのに使用します。 - 菓子切り
お菓子をいただく際に使います。 - 帛紗挟み/すきや袋
扇子や菓子切りなどの道具を持ち運ぶためのハンドバック、ポーチのような役割です。
お茶会当日
お茶席に入る前は「待合」と呼ばれる部屋に通されます。ここで、お茶会に参加する前の準備を整えます。
お茶室に入ったら、まず床の間を拝見します。
今回、相埜裕樹アナウンサーが参加するお茶会は『立礼』(りゅうれい)で行われます。
この方法だと海外の方でも負担なく安心してお茶会に参加できますね。
次回、実際にお茶会に参加します!
今月の言葉
今月の言葉は『降らずとも傘の用意』です。
不測の事態に備えてあらゆる準備をし、雨が降ることを考えて傘を用意しておくと来られたお客様は安心感があります。それこそが相手への気配り、心配りになります。ビジネスにおいても相手に余計な心配をかけないことが重要になってきます。あらゆるケースを想定することがビジネスの世界でも生きていきます。
関連記事:忙しい合間にも通い詰める。京都市長・松井孝治の「リーダーめし」
文/きょうとくらす編集部
【画像・参考】
※この記事は、2024年10月25日(金)放送時点の情報です。