KBS京都で放送中の『谷口流々』。
谷口キヨコが、京都を中心に活躍する人々の仕事現場に足を運び、十人十色の人生哲学を紐解いていきます。
2024年9月7日(土)の放送では、「陶芸家」岡山 高大さんに話を伺いました。
番組動画はこちら
Profile:陶芸家・岡山 高大さん

今回ご紹介する岡山 高大さんは、陶芸家です。
ひいおじいちゃんが大正4年に創業した京焼・清水焼の窯元、岡山製陶所を親から引き継いだ4代目です。高校卒業後、ずっとやるならやはり陶芸と改めて思い陶芸の道を志すことに決めました。
やるからには一番尊敬していた、どんな注文にも応じられる技術力の高い両親を目指します。陶芸の専門校に進もうと考えていましたが、近所のお世話になっていた絵描きに知見を広げるためにも大学進学を進められ、陶芸課のない成安造形大学に進学します。
同じ陶芸家でも固定観念にとらわれず型にはまらない自由な発想の重要性を学んでいきました。基礎を一通り学び、職人としての無名性を大切にする一方で、どうしても自分にしか表現できないうつわを目指したいと考えるようになります。
経験からなんとかたどり着いた技法が「印花」。この技法のなかでも色の組み合わせに注目し、やわらかな白い陶肌に黒色で押した陶印の印花文様を自分作風としてそれを「黒印花」と名付けました。
2013年に初めて個展を行い作家としてデビューを果たしました。作家になることで儲けだけの話でなく名前が売れてかなくてはいけない使命感が生まれました。自身の唯一無二さを作品作りに生かしていきたいと考えています。
文/KBS京都
【画像・参考】谷口流々(毎週土曜日9:30~10:00) – KBS京都
※この記事は、2024年9月7日(土)放送時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。