お正月の慌ただしさがひと段落し、京都のまちにも少しずつ日常のリズムが戻ってくる2月のはじまり。朝晩の冷え込みは続くものの、台所に立つ時間は、どこかゆったりとした空気が流れはじめます。
お雑煮で使った白みそが少し残っていると、「さて、次は何に使おうか」と考えるのも、この時季ならではの楽しみ。やさしい甘みとコクのある白みそは、和の汁ものだけでなく、実はポタージュとも相性抜群です。
今回は、京の老舗『本田味噌本店』の白みそを使い、お雑煮の名残を感じながら楽しめる「柚子香る里芋の白みそポタージュ」をご紹介。だしの風味を生かした、ほっと身体がゆるむ味わいは、寒さの残る2月の食卓にぴったり。
素材はシンプル、工程もむずかしくありません。大人はもちろん、白みそのまろやかさで子どもにも食べやすく、朝食や軽めのランチにもおすすめです。
宮中の食卓を支えてきた、本田味噌の白みそ

京の食文化を支えてきた老舗『本田味噌本店』。お正月は、暖簾が特別仕様になっています。

上質な米麹を大豆の約2倍使い、きめ細かくなめらかな口あたりと、麹由来のまろやかな甘みが特徴です。塩分控えめで淡い色合いの白みそは、保存食ではなく、宮中や公家料理、茶事や精進料理など、都の華やかな食の世界の中で磨かれてきたそうです。
お雑煮はもちろん、汁ものやポタージュにもよくなじみ、素材の味をやさしく引き立ててくれます。
京都らしい穏やかな甘みを楽しめる一品です。
材料(2人分)
里芋 … 150g(4個)
玉ねぎ … 1/4個
鶏ガラスープ … 小匙1
水…250ml
生クリーム … 50ml
西京白味噌 … 25g
バター … 10g
浅葱(小口切り) … 適量
ゆずの皮…適量
塩・胡椒 … 適量
ハトムギ(クルトン)…適量(無くても)
作り方
(1)材料の下準備
里芋3個はスライスしてラップをかけてレンジで2分温める。玉ねぎは薄切りにしておきます。
(2)ポタージュを作る

鍋にバターを入れて火にかけ、玉ねぎをじっくり炒めます。透明になったら里芋を加え、さらに軽く炒めます。水、鶏ガラスープの素を加えてひと煮立ちさせたら、弱火に落とし10分ほど煮込みます。
(3)なめらかに仕上げる

粗熱を取り、ミキサーにかけてなめらかにして鍋に戻します。

生クリーム、西京白味噌を入れて混ぜ合わせ、鍋を温め直しながら加えます。再び温まったら、塩・胡椒で味を整えます。今回は、お正月用に限定販売される『特選』を選びました。
(4)里芋を揚げる

残しておいた里芋1個は4等分して素揚げする。

仕上げに葱を散らし柚子の皮を添えて完成です。器に注ぎ、中央に素揚げした里芋をそっとのせます。我が家は、ハトムギがあったのでトッピングに使いました。クルトンなどもあればトッピングするとより一層美味しくなります。
今回使用したものは?

今回使用したバターは、丹後ジャージ牧場のミルクバターを使ってみました。京都市内からは少し距離がありますが、こうして「わざわざ味わいに行きたい」と思わせてくれる美味しいものがあります。
自然に囲まれた場所で、子どもと一緒にのんびり過ごしながら楽しめるのも魅力。休日に、美味しいものを求めて遠出するのもお勧めですよ◎
ライター・ミヤザキカレンダーのひとこと
節分を過ぎても、京都の冬はまだまだ底冷えの季節。そんな時季にオススメなのが、白みそのまろやかな甘みです。今回は、子どもも食べやすいよう、里芋のやさしい味わいを生かしたポタージュに仕立てました。本田味噌本店の西京白味噌を使うことで、だしに頼らずとも、奥行きのある味わいに仕上がります。
春を待ちながら、あたたかい一杯で身体をゆるめるひととき。寒さの残る二月の食卓に、そっと寄り添う一皿になればうれしいです。
文/ミヤザキカレンダー
【画像】ミヤザキカレンダー
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