京都のまちには一気に春の気配が満ちてきました。鴨川沿いや哲学の道の桜も、今か今かと開花の時を待つ蕾がふっくらと膨らみ、朝の空気もどこかやわらいでいます。この時期の京都の朝は、1日のうちで最も過ごしやすい時間帯かもしれません。
今回ご紹介するのは、昨年オープンした『OHARU』。平安神宮や“くろ谷さん”として親しまれる金戒光明寺、そして吉田神社といった桜の名所に囲まれたエリアにありながら、一歩足を踏み入れれば、そこには思いがけない光景が広がっています。
町家の中に広がる「海の家のような空間」

OHARUは、京都市営地下鉄東西線・東山駅から徒歩15分ほどの場所にあります。

建物は、京都らしい趣を残した古い町家をリノベーションしていて、柱や梁(はり)には温かみが残り、そこにいるだけで心が安らぐ居心地のよい空間です。

店内の雰囲気はまさに“京都らしからぬ空間”。1階のテーブル席には、まるで海辺の家に招かれたかのようなやわらかな陽が差し込みます。海の家をイメージしたという明るく開放的な空気感は、ここが京都の街中であることを忘れてしまいそうなほどです。

2階へ上がると、そこにはまた違った表情の空間が。 目を引くのは、どっしりと置かれた大きなテーブル席です。このテーブルを囲んで、気心の知れた友人たちと集まるシーンを想像するだけで、なんだか楽しい気分になります。まるで誰かを自宅に招いてもてなすような、温かい光景がしっくりくるしつらえです。
憧れの「吉田パン」と、伊勢志摩の鮮魚の出会い

入口のショーケースにパンが並ぶ様子に、まずは期待感が高まります。

ここでいただけるのは、多くの料理人が惚れ込む『吉田パン工房』のパン。かつては卸専門で、限られたレストランでしか出会えなかったあの味が、朝食の主役としてテーブルに並びます。
身体が喜ぶ、丁寧な朝食プレート

今回いただいたのは、『おはようAセット』(2,300円)。 メインの魚介料理を中心に、スープ、サラダ、グリル野菜、ヨーグルト、そしてフレッシュジュースとコーヒー。そこに添えられるのは、もちろん『吉田パン工房』のパンです。

どのお料理も、素材の良さを生かして丁寧に調理されているのが伝わってきます。身体にストレスのない優しい味わいで、一口ごとに目が覚めていくような感覚。朝からこれだけしっかり、かつ上質なものをいただけると、なんだか背筋が伸びる思いです。
店舗詳細
住所:京都府京都市左京区岡崎西福ノ川町13-2
最寄:京都市営地下鉄「東山駅」徒歩約15分
営業時間:7:30~16:00 【モーニング】7:30~10:00
定休日:火曜日、他不定休有
駐車場:無
【パパママ向け情報】
ベビーカー入店:OK
おむつ交換台:無
子ども用イス:無
子ども用カトラリー:無
離乳食持ち込み:OK(幼児のお子様用メニューあり)
【支払い・予約情報】
予約:不可
支払方法:現金・クレジット(パンは現金のみ)
ライター・ミヤザキカレンダーのひとこと
朝食プレートは一品一品が丁寧で満足感たっぷりの内容。パンと食材との相性もピッタリで、まさに「この朝ごはんを食べるために、わざわざ足を運びたくなる」場所でした。桜を愛でる散策の前に、少し早起きして立ち寄ってみませんか。
文/ミヤザキカレンダー
【画像】ミヤザキカレンダー
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※文中の価格はすべて税込みです。
